【ストーリー】小鳥の赤ちゃんと出会ったよ

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ツーリッキとヴィリヨは、仲良しきょうだい。
いつも一緒にハッピーなことを探しています。

きょうは、クマさんのおしごとのお手伝いにやってきました。

 

 

ピチチチチチ・・!!

チチチチ!!

クマさんのおしごとは、鳥達のおせわをすることです。
このピピ森には、クマさんが育てている沢山の鳥が住んでいるのです。

ピルルルルル~♪

バナナのように黄色い鳥さんが歌っていたり

ガーガーガーガー

足元を元気に走り回るアヒルさんがいたり

ピピピチチチ

みんなで仲良く遊ぶ小さな小鳥達もいます。

 

ふたりが、あちこち見回してワクワクしていると・・

「やあ、ふたりとも よく来てくれたね。」

麦わら帽子をかぶったクマさんが、ニコニコとやってきました。

 

あれれ

クマさんったら、頭にも肩にもお腹や背中にも
たーくさん鳥達を乗せています。

ヴィリヨ
ぷぷぷ・・!
ツーリッキ
ふふふふ。
クマさん、鳥さんだらけだね!

「はっはっは!

みんな、はなれなくてなー!」

クマさんは、ごうかいに笑いました。

ツーリッキ
みんな
クマさんが大好きなんだね!
ヴィリヨ
ね!
ツーリッキ
おてつだいは

なにをしましょうか!

「お、そうそう。

今日ふたりに たのみたいのは、鳥たちの部屋の掃除と
ごはんをあげることなんだよ。」

そういってクマさんは、ツーリッキにゴミの袋を
ヴィリヨに’わら’を持たせてくれました。

ツーリッキ
りょうかーい!!

おまかせー!

じゃあ、わたしは汚れたものを集めますねー!

ヴィリーは、新しいお布団をいれてあげてね!

ヴィリヨ
うん!

 

ふたりは、さっそく掃除に取り掛かりました。

並んだ木の枝には、あちらこちらに鳥の部屋が置いてあります。

クマさんが綺麗に飾っているので、とてもカラフルで可愛らしい部屋ばかりです。

 

さて、鳥の部屋の中から、よごれた布団を取り出して ゴミ袋にいれて・・・
新しいフカフカの’わら’を、きれいに敷いて・・・

ふたりが次々と部屋をキレイにしていくので、鳥たちはみんなおおよろこび。

ツーリッキ
あ!

あれ?!

クマさん、クマさん!

きてきて!

「どうした?どうした?」

水辺の掃除をしていたクマさんが、かけつけました。

ツーリッキ
ほら!

これ見て!

ツーリッキが、鳥部屋から見つけた物は、小さな白い卵でした。

「ほほう。また産んだんだな。

これは卵だよ。ここから小鳥が生まれてくるんだ。」

ヴィリヨ
たまご!!
ツーリッキ
えーーー!!

ふたりは目をキラキラさせて、卵を見つめます。

 

ぴぴぴぴ・・・

ぴぴぴ・・

すると、となりの鳥部屋から小さな鳴き声が・・・

のぞいてみると・・

ツーリッキ
わぁぁ!!
ヴィリヨ
かわいぃ~!

 

「はっはっは!

この子達は、この間産まれたばかりなんだよ。赤ちゃんなんだ。」

その部屋には、まだ羽がほとんど無い肌色の小さなヒナがいました。

「では、今日のごはんのおしごとは、この子達をたんとうしてくれるかい?」

ツーリッキ
やったぁ!!
ヴィリヨ
わ~い!

 

ふたりは、小鳥のヒナにごはんをあげることになりました。

「ヒナはね、まだ自分ではごはんを食べられないから
口のなかにごはんをいれてあげるんだよ。

みててね。」

そういってクマさんは、スポイトのようなものを用意しました。

「これは、’あわだま’という、ごはんなんだ。」

ヒナは、クマさんから’あわだま’をもらって
美味しそうに食べています。

「いつもは、ヒナのお母さんがごはんをあげているけれど
時々お手伝いをしているんだよ。

はい、お願いできるかい?」

ツーリッキ
うん、うん!

ヴィリヨの手のひらにヒナを乗せて、ツーリッキがごはんをあげます。

ツーリッキ
はい、小鳥さん、あーんだよ。

ぴぴぴぴぴぃぴぴぃ!!

ヒナは元気に口を開けて、モグモグモグ。

ヴィリヨ
たべたね!

 

なんて、可愛いのでしょう。

まだ歩けないので、ヴィリヨの手の中にちょこんと座っています。

ふたりの気分はほんわか~。

 

「ヒナは、向こうにもまだまだいるから

えさやり、たのんだよ。

おじさんは、また水辺の掃除の続きをしているよ。」

ツーリッキ
はーい!!
ヴィリヨ
はぁい!

ふたりは元気に返事をして、お腹を空かせたヒナたちに
ごはんをあげて回りました。

 

しばらくして

「ツーリッキー!ヴィリヨー!

さあさあ、私達もお昼にしよう。」

クマさんに呼ばれて、お昼ご飯をごちそうになっていると・・・

 

ぴぴぴぃ・・ぴぴぴぃ・・

 

木のねもとで、ヒナが1羽泣いていました。

ツーリッキ
あれ、なんでこんなところに?

「きっと部屋から落ちてしまったんだな」

ぴぴぴぴ!ぴぴ!

ツーリッキが手の平で拾い上げると、ヒナは嬉しそうに鳴きました。

そーっとなでてみると、また、ぴぴぴ!ぴぴぴ!

ツーリッキ
か~わいい!
ヴィリヨ
ね!

 

そこへ、パパとママがやってきました。

オッツオ
クマさん、どうもお世話になりました。
トゥーリ
本当にありがとうございます。

 

「いやいや、今日もとても助かりましたよ。」

ツーリッキ
パパ、ママ見て見て!
ヴィリヨ
あかちゃん!あかちゃん!

ふたりは、大興奮でヒナを見せます。

トゥーリ
まぁ!可愛い!
オッツオ
小さいヒナだねぇ。
ツーリッキ
ね!

可愛いでしょう?!

ごはんあげたんだよ!

ヒナはツーリッキの手の中で、キョロキョロと周りを見ています。

 

 

「良かったら、連れて帰って育ててみるかい?」

クマさんがそう言いました。

ツーリッキ
ほんと?!

「ああ、良いとも。パパとママが良いと言うなら。」

オッツオ
母鳥とはなれても、大丈夫なんですか?

 

「そろそろ、独り立ちの時期だから
時々遊びに来てくれれば問題ないですよ。」

パパはしんぱいそうだったけど、クマさんはそう言ってニッコリ。

 

こうしてツーリッキとヴィリヨは

小鳥のヒナと一緒に、お家に帰ることになりました。

クマさんのお仕事のお手伝いは楽しくできたし

こんな可愛い赤ちゃんとこれから過ごせるなんて

嬉しくて嬉しくてたまらないツーリッキとヴィリヨでした。

 

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