そら と すみの王様ぐらし ー2ー 私はうさぎ

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松の木の星空の下で、

動物の国をつくったという

おばあちゃんのむかしの話を聞いていた 私とすみ。

 

私は少しづつ、動物の国に行っていたころの きおくを

思い出していました。

 

 

 

「チョボちゃんが来て 話をしてくれるから

向こうのことは だいたい 分かるのだけど

やっぱり ちょくせつ行けたらねぇ・・。」

おばあちゃんは ふぅと ため息をつきました。

 

 

チョボちゃんとは 

おばあちゃんのところに 毎日やってくる小鳥のことです。

チョボちゃんは 動物の国から 来ていたのかぁ。

 

 

「ねぇ!

おばあちゃん、ぼく ここ通れると思うよ!?」

いつの間にか木に登っていた すみが言いました。

 

「え?!」

私とおばあちゃんは おどろいて すみを見ました。

 

そして、私もいそいで すみのいる

動物の国への入り口の そばまで 近づき・・

 

「・・うん。

おばあちゃん、私の体でも これくらいなら

通れそうだよ。」

 

「・・まぁっ・・。」

 

 

 

家族かいぎ

その後、家族で話し合いをしました。

パパ、ママ、おばあちゃん、お兄様、すみ、私。

そして、犬のロビンとレオン。

 

「私とすみで 行ってみるよ!」

私は今すぐにでも 動物の国へ 行ってみたくて

しかたありません。

 

 

「だいじょうぶかしら・・・。」

おばあちゃんは とても しんぱいしています。

 

「オレも行ければ よかったのになぁ。」

お兄様がそう言うと

「わん、わわんわわわ わんわわわ?」

レオンが 言いました。

 

「それいい!」

と、私は思ったけど

おっとっと。

「レオンも いっしょに行くって。」

 

ロビンとレオンの言葉は

私とおばあちゃんしか 分からないのです。

 

パパとママは 顔を見合わせ

そして言いました。

 

「私たちは 何度も行っているし

どういうところか わかっているけど、

そらとすみは あんまり おぼえていないでしょう?

それで だいじょうぶなの?」

 

「まぁ。きけんな 場所ではないけど・・。

しかし、ほら、すがたも かわってしまうしね。」

 

 

すがたも かわる???

 

・・・・・・。

 

「あーーー!!!!

わかった!わかった!!

 

行く行く!!

私やっぱり行きたい!!」

 

「どうしたの?お姉ちゃん、

どういう いみなの?」

 

「私はウサギなの!

ウサギだったの!」

 

すみは ふしぎそうな顔をしていたけど

私は だんだん思い出してきて だいこうふん。

 

「動物の国の入り口を通ると

動物の国に合わせて、私たちのすがたが

かわるようにしたの。」

おばあちゃんは にっこり。

 

「そうなの!?

ぼくは何? 何になるの? 

おばあちゃんは何になるの?

ママは?」

 

そうです、そうです。

私は色々と思い出してきました。

 

私はウサギになっていたの。

ママはネコ。

パパは・・・ミーアキャット。

おばあちゃんは犬・・・。

・・・あれ?

 

「お兄様とすみは なんだったっけ?」

 

「オレはサルだよ。

もっとかっこいいのが 良かったけど

まぁ木に登りやすかったしな。

すみは・・・あれ何て言うんだっけ?

あの、かわいいの。」

 

「すみは モモンガだよ。

オムツつけて かわいかったよね。」

ママが ふふふと わらいました。

 

「えーーオムツ!

なんで!」

すみも わらいました。

 

 

 

そうして話し合いのけっか

動物の国へは 私とすみ、ロビンとレオンで

行くことに なったのです。

 

 

 

 

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