子どもが「嫌いなことを前向きに捉えられるようになった」エピソードと理由

Silvio ZimmermannによるPixabayからの画像

 

管理人
個人的なエピソードですが

色々と応用できそうな気がしたので

まとめてみましたm(_ _)m

 

子ども自身は、嫌がるのだけど、

「子どものためにはやってあげたい」

というものはありませんか?

 

我が家でのそれの一つが「体に薬を塗ること」でした。

娘は薬を塗るのをいつも嫌がるので

もう何年も、肌荒れが良くなって、また荒れて・・の繰り返し。

 

ところが今回、4〜5年経つ肌荒れとの戦いで初めて

自分から薬を塗って欲しいと言ってきたのです。

 

「嫌なことを前向きに考えられるようになった」

この心の変化を、良い成長とみなし分析してみました。

 

何か参考になれば幸いです・・*:.。☆..。.(´∀`人)

 

 



娘の肌荒れ

専門家ではないので、詳しくはわかりませんが

そもそも娘の肌荒れの原因は、遺伝や体質によるものが

大きいと思ってきました。

 

私も主人もアレルギー体質の家系です。

私は幼児期にアトピーだと言われ、

肌に薬を塗っていた記憶があります。

特に指先がボロボロにひび割れていました。

(今は何故か綺麗な指先になりました)

 

娘は赤ちゃんの頃は特に肌荒れはなかったのですが

大きくなるにつれ、体全体がカサカサとするようになりました。

 

病院に行き、肌に良い石鹸や洗剤を使い、室内環境にも気をつかい、

温泉やら漢方やら、色々と試してきました。

 

けれど、結局

娘に治そうという意識がないので

かゆいままに掻きむしったり、保湿を嫌がったりで

劇的な改善は見られなかったのが、これまでの流れです・・。

 

 

 

使っている薬

小学校に入ってからも、肌荒れは続きました。

少し周りの目も気になる歳じゃないのかな?と思うのは

親の勝手で、手足が汚かろうが、夏で露出が増えようが

娘は何にも気にとめることはありませんでした。

(ある意味、良いのですが、笑)

 

お風呂上がりに塗る薬は、いつも大体4種類くらい処方されます。

 

目の周りに塗る薬

顔に塗る薬

保湿する薬

ひどいところに塗る薬

 

先生によって指導の仕方も変わってくるのですが

最近は

「強い薬を塗って症状を和らげ、薬の強さを減らしていく」

という方法を定着させていました。

 

ちなみに薬は

ひどいところ用にリンデロン

次にロコイド

保湿にヒルドイド

といった感じです。

 

 

症状によって混合させた薬も処方されます。

 

 

寝る前に体全体に塗る作業ですが

毎晩何年も何年も続くと

これがけっこう重荷になることがあります。

やってやらなきゃダメなのは重々わかっています。

ただ、娘が大きくなり、自分でできるようになってくると

なおさら「自分で塗って」と

言いたくなる日があるのです。

薬を塗ること自体を忘れることもあります。

(そもそも娘は薬を塗りたくないので

私が忘れても流すし、自分で塗るのも適当。)

 

塗ったら塗ったで

「ベタベタになったー!!」と

泣き叫んで暴れます。

毎度騒がれるのも

私の精神的にはつらいものがありました。

トゥーリ

いくら可愛い子どものお世話でも

気持ちや体調が追いつかないこと

あるよね。(((uдu*)ゥンゥン

そういうこともあり

娘の肌改善に力を注ぐ、私の気持ちにも波があって(笑)

「徹底して治そう!」と頑張った時期も

もちろん何度もあります。

 

そして「良くなった!」

と思うのも束の間

また娘が掻きむしって悪化していく・・・。

そんな日々もあり、結局本人にも強い意志がないと

厳しいのかな・・と。

 

 

心の変化?

ところがある時

薬を塗っても騒がない日々が続きました。

 

これまではグズグズと暴れながら

イヤイヤ塗られていたのに、

ちゃんと冷静に薬を塗らせてくれるのです。

 

日に日に

娘の身体は綺麗になっていきました。

本人も実感していたようで

綺麗になってきた身体を

何度も主人に見せていました。

 

そして

ある晩寝ようとしていると

「あ、薬塗っていないよ?薬塗って」

と、言ったのです。

 

薬を塗りはじめて4〜5年経ちますが

自分から塗って欲しいと言ったのは

これが初めてなのです。

 

 

心境の変化について考えてみる

考えてみると、これまで嫌がっていた理由は二つです。

 

・面倒(塗られているだけなのに)

・薬を塗った後に体がベタつくのが嫌

 

本人に聞いても、これ以外はなさそうです。

たったこの二つの理由のためだけに

メリットが押し潰されていたのです。

 

今回はこのマイナスの原因に働きかけはしませんでした。

かといって「薬が好きになるように」といった

計画も努力していません。

 

その中で前向きになった理由として考えられる要素を

思い返してみました。

 

 

心の変化に作用したと思われる点

 

心の変化に作用したと思われる点
・肌質の改善を自分でも実感していた・綺麗になった肌をイメージしながら薬を塗っていた・なりたい人物像があった・心を落ち着ける練習をしていた

・毎朝にんじんジュースを飲んだ

 

 

肌質の改善を自分でも実感していた

肌が綺麗になってきている経過は

これまで本人も見てきていたはずです。

それが今回は、良くなることに嬉しさも

混ざっていたようです。

その理由は一概には言えませんが

治療を始める前の「肌が荒れている状態」

スタート地点を一緒に覚えておくと良いだろう

思います。

 

 

綺麗になった肌をイメージしながら薬を塗っていた

これは、もともとやってはいましたが

「綺麗になったら、もっと色んなお洋服が着れるよ。」

などと、理想の状態になった時に得られる

プラス要素を話しながら、薬を塗ります。

よく言われることですが

イメージの力は使うに越したこないですね。

 

 

なりたい人物像があった

少し前に子ども達と「宝の地図」を参考にした

自分用の地図を作りました。

娘はその中で「小公女セーラ」を

なりたい人物像として飾り

何かの時には「セーラ」を意識した行動を

心がけていたのです。

目に見えて「性格が変わった」とか

「心が落ち着いた」というほどではありませんが

少なからず、前向きな姿勢に影響したと思われます。

 

 

心を落ち着ける練習をしていた

心を取り乱した時は

理想像セーラを目標に、冷静になる練習をしていました。

あらかじめ「癇癪を起こした時にはどう行動するか」を

決めておいて、その通りに実行していたのです。

たまにしか行っていなかった朝の瞑想も

夏休みに定着させました。

 

 

毎朝にんじんジュースを飲んだ

これまで、たまにしか飲んでいなかったニンジンジュースを

毎朝欠かさず飲むようにしました。

トゥーリ

健康管理は大きいかも

 

 

 

まとめ

今回、娘に限っては「嫌いな薬」がキッカケでしたが

何事にも応用できると思ってまとめました。

 

実証例が他にないので、タイトルをつけるとしたら

「娘の嫌いなことを前向きに考えさせるために効果的だったと思われる方法」

くらい曖昧なものですが(笑)

 

、なりたい人物像を見つける

、その人物に近づく練習を普段からする

、嫌なことを克服した後の明るいイメージを持つ

、スタート地点からの変化を本人にも理解させる

健康な食生活を守る

 

「なりたい人物像を見つける。」

一見、今回の「薬」とは関係のないように思えますが

普段から娘を見ていて、ここが結構うまく作用したと思っています。

なりたい理想の自分がいて、それに向けて近づく練習を

普段からしていたことが前向きな気持ちを

つくるキッカケになったのでは?と。

 

あとは改善されてゴールに近づいていることを

一緒に日々ワクワクすること。

スタートの状態がわかっていて

それが前に進んでいるとわかれば

もう少し頑張ろう!という気持ちになってきますよね!

 

何事にも目的意識を持つことが大事だと言いますが

そこに過程を楽しむ要素を加えれば

前に進む気持ちは倍増するのではないでしょうか。

 

管理人

今回のことが応用できる案件に出会ったら

また試してみたいと思います。