ぼく温泉って大好き「すみの宝科学博物館づくり」

ぼくの名前は「すみ」

もうすぐ1年生になる、6歳です。

ぼくにはたくさんの夢があって

その一つは、博物館を作ることなのです。

 

名前は「宝科学博物館」

 

世界中から宝物を見つけ出して、展示をしたり

ぼくが作った発明品も、売りたいと思っています。

 

宝物を探したり、

何かを発明するのって、楽しくって。

 

ほら、また何か見つけそうな予感がしてきた・・

 

 

草津温泉へ

今、ぼくたち家族が むかっているのは

群馬県にある 草津という場所です。

 

行ったことあるかな?

そう。温泉が有名みたい。

温泉の畑? があるそうで

いったい どんな風になっているのかな?

 

 

「もう、つく?

ぼく、早く 温泉の畑を見たいし

宝さがしもしたいな。」

 

「ほほほ。

もう少しみたいだよ。」

おばあちゃんは、手に持っていた地図を

ぼくに見せてくれました。

 

 

 

それから、ようやく

りょかんに つき、

パパとママは うけつけに 行きました。

 

「さいしょは 何をするの?」

お姉ちゃんが言いました。

 

「湯畑に行こうって、

母さんが言ってたよ。」

 

「あ!そうだね!

みんなで行くの?」

 

「わたしは、温泉に入って来ようかしら。」

 

おばあちゃんは 温泉に 入りに行き、

パパとママ、お兄様、お姉ちゃんとぼくは

町を歩きに外に 出ました。

 

 

温泉街(おんせんがい)

りょかんから 湯畑までは 少し歩くのですが、

色んなお店がならんでいるので、

それらを見ながら 行くことにしました。

 

「いらっしゃい、いらっしゃい。」

元気な声の先では、おじさんが

おまんじゅうを くばっています。

 

ぼくたちも ひとつづつ

いただいてみました。

茶色くて、丸くて、ほわほわ〜。

 

「あたたかくて おいしいね!」

「うん、うん!」

お姉ちゃんとぼくは 顔を見合わせてニッコリ。

 

「おばあちゃんの おみやげに

買っていこうよ!」

 

 

次のお店は

かわいいキャラクターのお店でした。

「そら、すみ

何か ほしいものがあったら

買ってあげるよ。」

 

「ほんとう?お兄様!」

 

ぼくとお姉ちゃんは よろこんだけど

それを聞いていたママが

「せっかく ためてるバイトだい なのに

いいの?」

と、お兄様に聞きました。

 

「ああ、もちろん。

このために とっておいてるんだよ。」

と、うれしそうな お兄様。

 

そのお店には、ほしいものはなかったので

次のお店に 行くことにしました。

 

 

 

これがいい!

「わあ!

ここキレイだよ!

見てみようよ!」

お姉ちゃんはそう言って

ガラスのものがならんだ おみせに

入っていきました。

 

「すみ、

入ってみようか。」

ママと手をつないで、ぼくも中に入りました。

 

 

おみせの中には

たなに かざられた ガラスしょうひんが

いくつも いくつも ありました。

 

 

「うわぁ、キレイだねぇ。」

「わたしは これがいい!」

お姉ちゃんは お花のもようが ついた

緑っぽいネックレスを えらんで来ました。

 

「お姉ちゃん

それ、いいね!

じゃ、ぼくは何にしようかなぁ!」

 

どこを見ても、キラキラと光っていて

どれも ステキで まよってしまいます。

ネックレス、おきもの、おさら、かびん・・。

 

「ん?

ぼく、これ!これいい?お兄様!」

 

ぼくが見つけたのは

ぼうが付いた ガラスのコップです。

うすい緑と白がまざって、すごくきれい!

 

「へえ、草津温泉ガラスだって。

いいねー。これにする?」

「うん、うん♬」

 

ぼくとお姉ちゃんは

るんるん気分で 外に出ました。

 

「何を入れようかな〜」

ぼくがコップを持って考えていると

お姉ちゃんが

「何を入れるって、飲み物でしょう。」

「いやいや、それだけじゃ

おもしろくならないでしょうー。

ふふふ♬」

 

 

湯畑

お店の通りをぬけると

たまごの においが してきました。

 

「ここが湯畑だよ。」

とパパ。

 

ぼくとお姉ちゃんは 走って

さく から 中をのぞいて見ました。

木のすべり台が 何台もならんでいて

その中を水が流れています。

でも、湯気が出ている・・。

 

「熱いの?パパ。」

「50度以上あるから、お風呂には熱いかな。

ここで、こうやって冷ましているそうだよ。」

「あ、じゃあ、これが温泉なんだね。

へぇーすごーい!」

 

ぼくたちは きねんさつえいを しました。

 

「すみ、こっち来てよー!」

「どうしたの?お姉ちゃん!」

 

お姉ちゃんとお兄様は、手を洗っていました。

「手洗乃湯(てあらいのゆ)だって。

温泉が出てくるよ!」

 

石でできた手洗い場には じゃぐちの かわりに

木のつつがあって、そこから ちょろちょろと

温泉が出てきていました。

 

「あ!!」

ぼくは いいことを 思いつきました。

 

まず、手洗い場の上に

さっきのガラスのコップを おきます。

そして、ぼくは 手をかざし、魔法をかけはじめました。

 

 

えーと

コップをもっと強く がんじょうにして・・・

 

温泉・・・温泉・・・。

 

「えいっ!!」

 

ぼくは右手をにぎりしめて

手をうちならしました。

 

すると、温泉が出てくるコップの完成!

 

「お姉ちゃん、見て見て〜。

温泉コップ〜。」

 

「え!

また何か作ったの?」

 

「いいでしょうー。

いつでも温泉が使えるよ。」

ぼくは、えっへんと むねをはりました。

 

 

「でも、どうやって止めるの?」

 

コップからは次々温泉が あふれてきます。

 

「えー・・

それは、むずかしいなぁ・・。」

 

 

 

 

今日の発明品

その後、おばあちゃんに来てもらって

使いたい時にだけ 温泉が出てくるように

なおしてもらいました。

 

今日の宝博物館の発明品は

「温泉コップ」です。

とっても便利だよ。

 

宝博物館ができたら、

ぜひ見に来てね!