「心が強い子」は母親で決まる!|読書記録・レビュー「おすすめ本紹介」

 

 

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今回の読書記録の一冊はこちら。

”「心が強い子」は母親で決まる!「勉強ができる」「できない」は母親次第![/speech_bubble]

 

「勉強術」「心理学」などの広範なテーマで数々の

ベストセラーを著している和田秀樹氏の

自身の生い立ちと共に綴る「強い心の育て方」を

まとめた本です。

 

 

本のまとめ

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”madre.jpg” name=”トゥーリ”]全部で4つの章があります。

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 1章 「心が強い子の母親」が絶対にしていること

 2章 勉強・友達ー頑張る心は「いい親子関係」から生まれる

 3章 「自分に負けない心」は家庭で鍛えよう!

 4章 子どもの「意思の強さ」はしつけで決める!

 5章 「やればできる!」と子どもに信じさせる法

 

1章

・心が強いと言う事は自分を信じる能力があるということ。親が絶対できると言い続けていたり、親が何があっても愛してくれたりすると、自分を信じられる。

 

・どんな時代であろうとたくましく生き抜く子に育てるのが親の役目親は競争社会を生き抜けるような強い心を育てることが何より重要。具体的には会話を増やすこと。

 

・ジグムント・フロイト「母親の愛情を強く受けた子ほど、自分は成功するという確信を持ち続ける。

 

・辛いことや苦しいことも子供を強くするために必要かどうか見極める。

 

・普段から親が綺麗事ばかり言っていると次第に子供は親に本音を話そうとしなくなくなる。

 

・生きる力とは(一生食べるのに困らない力。一生幸せに生きていける力。

 

・子供に生きる力を身に付けさせる最も効率的な方法の1つが勉強して学力をつけること。人生に大きな差が生まれると言う現実をきっちり伝えること

 

 

2章

・悔しい気持ちをいかに頑張る原動力に変えるかが大切。悔しさをバネに頑張る(動機付け)も親がしてあげると良い。

 

・夢教育(将来なりたいもの)を真剣に考えさせる。夢や目標が明確になるとそれまでとは別人のように変わることが重々にしてある。

 

・まずは子供が本当に好きなことを真剣に取り組んでいることを応援してあげてください。好きなことを真剣に取り組んでいる親から認めてもらったと言う実感が子供にとって大きな自信となる。

 

・友達ができる環境を用意する

 

・自分が傷つくことによって変えることや乗り越えることを学び人を傷つけることの痛みを感じることで思いやりや優しさと言うものを知ることができる。

 

親は子供を信じて見守ってあげてください。

そして本音で励まし支えてあげることです。著者:和田秀樹

 

 

3章

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 著者が考える「子供が勉強でつまずく原因」として

こちらの2つが挙げられていました。

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①わからない箇所が出てきて授業についていけなくなる。

②テストの点数が悪かったことによって、自分は頭が悪いと思い込んでしまう。

 

 

①はありがちな理由だと思いますが、

②のパターンもよくあることなのでしょうか。

小学生の場合だと、もし100点中10点なんてテストが戻ってきたら

自分の能力の無さに沈んで、「頭が悪い」と思い込むこともあるかもしれませんね。

我が家の小学3年生の娘の場合は、とにかく

めんどくさがり屋なので、「やりたくない」という気持ちから

学習時間を取らなすぎて、頭に入っていない感じです・・。

 

 

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”madre.jpg” name=”トゥーリ”]次に

フィンランドの教育についてです。

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フィンランド教育
・フィンランドは、OECD(経済協力開発機構)主催の学習到達度調査で学力総合一位になる。 ・教育水準は世界トップレベルと言える。 ・1人たりとも落ちこぼれを出さないと言う授業カリキュラム。 

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どんな授業カリキュラムかと言うと・・[/speech_bubble]

 

 

 

4・5人程度のグループを作り

わからないところを確かめながらお互いに教え合う。

 

 

というスタイルを実施しているそうです。

 

日本でも親が手間を惜しまず子供の勉強見て、

家庭教育の実践すれば、フィンランド教育のように

「落ちこぼれを出さない」教育ができるのではと筆者は言っています。

 

・自己愛。自分自身のことを大切に思う気持ちの重要性。 

 

・スポーツや芸術などに比べ、勉強は素質に左右される要素が少ない。

 

・頭がいい子の勉強時間は「学年×20分」

 

・暗記勉強法。英語であろうと数学だろうと「こうきたらこう答える」式に出題パターンとその解き方を丸暗記する。

 

・「テストの点数に結びつくことだけ」を集中的に覚える。

 

・勉強ができることできない、勉強から逃げない心の強さの差だと言えるのではないか。

 

つい勉強から逃げてしまう子に対して、親はどうすればいいのか。

 

・子供に勝つ経験をさせる。

 

・勉強でもスポーツでも何かで良い成績を収めたり、人に勝つといった成功体験をすると、人は他の分野でも触れたいと思うもの。

 

・自信をつけさせるには好きな科目や得意科目で良い点を取らせる。

 

・学校には界で生きていくための人間力を身に付ければと言う意義がある。人間力とは、他人と自分を相対化し、自分を客観的に見る能力と言い換えても良いでしょう。

 

・子供はルールを決め、それを守らせる方が伸びることが明らかになっている。

 

 

4章

「今のままでは公立学校で学力を身に付けることを期待するのは難しい」とのこと。

子どもの学力を学校だけに委ねても、確かに安心はできませんよね。

家庭学習を見直すべきかなと改めて思います。

 

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「意志が強い子を育てる7つの習慣」というのも

載っていたのでメモっておきます。[/speech_bubble]

 

意志が強い子を育てる7つの習慣
1. きちんと挨拶をする。
 
2. 人に暴力を振るわない。
 
3. 絶対に嘘をつかない。
 
4. 隠し事をしない。
 
5. 自分で決めた約束は必ず守る。
 
6. 悪いことをしたら素直に謝る。
 
7. 決まった規則(校則・法律)を守る。

 

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姉弟ケンカで押したり叩いたりしていたのも

厳しく取り締まらないと・・^^;[/speech_bubble]

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子どもを自由にさせ過ぎる弊害として

アメリカの教育現場からの話題です。[/speech_bubble]

ジグムント・フロイトの娘アンナ・フロイトやその弟子であるエリック・H・エリクソンら著名な心理学者たちが、かつて「思春期の子供は自由にしたほうが精神的な成長に良い」と主張したことがあった。これが教育界に大きな影響与え、60年代の欧米による自由放任や個性重視教育の理論的支柱となっていった。

アメリカではルールを教えるよりも個性と自主性が重んじられ、校則も制服もなく宿題も出さない。試験も極力やらない。学びたい科目を自由に選択して単位が足りれば卒業できるカフェテリア方式が生まれた。

ところがこうした自由放任教育は大失敗に終わる。子供たちの心を荒廃させることにつながった。80年代後半には18歳未満の家では100万件を超え、15歳までの子供の3分の1が麻薬に手を出し、16歳未満の売春は80万人と言う悲惨な状況に陥った。学力低下も深刻になり、17歳の子供の13%もが日常の読み書きができないレベルであることも判明した。

 

子供を自由にして人生を大切にした結果がこれだそうです。

やっていいことと悪いことを教えるのが教育で

心理学の行動理論の、適応行動をしたらきちんと賞を与える。不適応行動したら罰を与える。

これらを徹底することで善悪を身に付けさせるべきなのでしょう。

 

 

5章

・人間は誰しも自分が考えやすいように考える傾向がある。

 

・親としてはまず子供の得意なこと、興味があることを見極め、子供のこうなりたいと言う価値観伸ばす教育を心がけたいもの。

 

・親が子供にうまく価値観を植え付け将来の方向付けを行いたい。

 

・いい嫉妬とは競争に打ち勝ってやろうというジェラシー「見返し型嫉妬」と。悪い嫉妬とは人の足を引っ張るエンビー「破壊型嫉妬」。

 

・子供を励ましながら支えることを約束する。

 

 

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以上

”「心が強い子」は母親で決まる!「勉強ができる」「できない」は母親次第!”

読書記録でした。[/speech_bubble]
 
筆者の体験を踏まえた「心が強い子」の育て方でしたが 

心の強さは様々な場面で子ども自身を助けてくれるパワーだと思います。

諦めない気持ちや前に進もうという気持ちも

全て心の強さあってこそですよね。

ルール決めの大切さも学ばせていただきました。

 

 

筆者について

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。

東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神 科医。国際医療福祉大学教授。

ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。

一橋大学国際公共政策大学院特任教授。川崎幸病院精神科顧問(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「できる!」と強く信じればあなたは9割成功している』(ISBN-10:4860813502)が刊行された当時に掲載されていたものです)