くまのプーさん 本当にあった話

 

世界で一番有名なクマ「プーさん」

そうディズニーでもお馴染みの、のんびりやのクマのぬいぐるみです。

100エーカーの森にある大きな木の家で暮らしています。

 

デビュー作は1966年『プーさんとはちみつ』

ウサギのラビットの家のはちみつを、全部たいらげてしまい

お腹が大きくなりすぎて、家から出られなくなってしまうお話です。

 

100エーカーの森には、ラビットの他にもピグレットティガーイーヨーなど

プーさんの大切な仲間達も暮らしています。

忘れちゃならないのが、もう一人の主人公クリストファー・ロビン

賢くて心優しいクリストファー・ロビンは、プーさんをはじめ

森の仲間の面倒を、よくみてくれています。

参照:http://www.disney.co.jp/fc/pooh.html

 

実は、この「プーさん」のお話は、実話からできたって知っていましたか?

 

本日ご紹介させていただくのは、こちら!

「世界でいちばん ゆうめいな クマの ほんとうに あったお話」

 

 




プーさんとであった日

世界で いちばん ゆうめいな クマの ほんとうに あった お話

物語と、現実が交差しながら話は進んでいきます。

 

 

絵本紹介

 

 

「お話してくれる?」

 

小さな可愛い男の子コールの一言から、物語は始まります。

2人はベッドの上。もう夜も遅い時間だと言うのに、お母さんの話を聞きたがるコール

おねだりしたお話は、どうやらクマのお話。

「わかったわ」

そう言うと、お母さんは戦時中のクマの話を語り始めました。

 

 

ずーっと、むかしのこと、

わたしたちが生まれるより、100年ぐらいまえ、

カナダのウィニペグというところに、ひとりのじゅういしがいました。

なまえはハリー・コールボーン。

 

 

ある日、ハリーは戦場の軍馬の面倒をみるために、ウィニペグを離れることになりました。

駅では、同じように故郷を発つ兵士達や、その家族が別れを惜しみます。

家から遠く離れることを思うと、ハリーもまた寂しくなるのでした。

 

それから、夜通し走り続ける汽車。ハリーはうとうと。

まだまだ道は長そうです。

途中、立ち寄った駅で、ハリーは思わぬものと出会います。

これが運命の出会いでした。

 

 

ネタばれ

ハリーが出会ったのは、猟師が連れていたコグマでした。

そのコグマに何かを感じたハリーは、思わず買い取ってしまいます。

「戦場に向かう旅の最中にも関わらず、コグマを連れ込むなんて!」と連隊長に厳しく言われるものの

コグマは兵士達の癒しとなりました。

 

コグマは、故郷にちなんでウィニペグと名付けられ「ウィニー」と親しまれました。

軍隊の一員となったウィニーはとても賢く、団のマスコットの役目を元気に果たしていましたが

ついに決別の時は来ます。

 

危険な場所にまで、ウィニーを連れては行けないと考えたハリー

ロンドン動物園にウィニーを預けることにしたのです・・・。

 

ハリーウィニーの話はここで終わってしまいますが

この後、動物園でウィニーには新しい出会いが待っていたのです。

 

 

巻末には、ハリーウィニーの写真アルバムが載っています。

話の繋がりが見えてくると、きっと感動してしまうことでしょう。

 

 

絵本データ

タイトル プーさんと であった日
世界で いちばん ゆうめいな クマの ほんとうに あった お話
作者 リンジー・マティック ソフィー・ブラッコール/絵 山口文生/訳
出版社 評論社
サイズ 26×26cm
ページ数  54ページ
発行日 2016年08月

 




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