イラストレーターであり、絵本作家でもあった
レオ=レオニ氏の作品の紹介です。
レオ=レオニ
1910年オランダのアムステルダムに生まれる。
イタリアでデザイナーとして働き、29歳の時に渡米、アメリカに帰化してアートディレクターとして活躍。
1959年、孫のために絵本をつくりはじめ、続いて発表した『ひとあしひとあし』『スイミー』『フレデリック』『アレクサンダとぜんまいねずみ』の4作品がアメリカの最も権威ある児童文学賞であるコルデット賞オーナーブックを受賞するなど、絵本作家として実力、人気ともに世界中で認められている。1999年イタリアのトスカーナで亡くなる。
『スイミー』や『フレデリック』などがありますね!
ロングセラーのカメレオンの物語です。
日本語と英語で読めるように
なっているところも ポイント!
英語でもよめる じぶんだけのいろ
『スイミー』『フレデリック』などのレオ・レオニの作品。
絵本紹介
体の色が変わるカメレオン。
行く先で、どんな色にも柄にも変化します。
でも、カメレオンの自分の色とは?
Parrots are green
おうむは みどり
goldfish are red
きんぎょは あかい
elephants are gray
ぞうは はいいろ
どうぶつには それぞれ じぶんの いろが ある
カメレオンだけは べつ。
いく さきざきで いろが かわる。
どうやったら自分の色を持てるのか・・・。
ある時一匹のカメレオンは、かんがえました。
感想・ネタばれ
カメレオンは、レモンの上では黄色。
トラの上では、トラそっくりの縞模様。
行く先で、色が変わるカメレオン。
ある日、こんな独り言を言います。
「もし ずうっと はっぱのうえで くらしたら
いつまでも みどりいろ、
ぼくも じぶんの いろを もてるって わけだ。」
そうして、カメレオンは葉っぱの上で暮らし始めますが
秋になると、葉っぱの色と同じ黄色に変わり
秋が深まると赤くなりました。
そうして冬の風に、葉っぱと共に吹き飛ばされてしまったのです。
春になり、一匹のカメレオンと出会います。
「ぼくらは どうしても じぶんの いろを もてないんだろうか?」
「ざんねんながらね。」
「でも、ぼくら いっしょに いて みないか?
いく さきざきで やっぱり いろは かわるだろう、
だけど きみと ぼくは いつも おんなじ。」
こうして2匹は一緒に暮らし、一緒に「みどり」になり
「むらさき」になり・・・。
いつも同じ色で、一緒に過ごしたということです。
絵本データ
タイトル | 英語でもよめる じぶんだけのいろ |
作者 | レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳 |
出版社 | 好学社 |
サイズ | 19.6cm×21.0cm |
ページ数 | 32ページ |
発行日 | 2018/5/21 |
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