絵に描いたら、どうなるかな って思ったことない?
楽しそうだね!(^^)!
音楽も、絵も好きだった 画家がいたんだ。
本日、ご紹介の絵本は クレーの絵本です。
クレーの絵本―どっちが主役?
「名画は、遊んでくれる」というキャッチコピーで
1996年に刊行がはじまった画集絵本「小学館あーとぶっく」シリーズ
絵本紹介
ちょっと 昔 あるところに
絵を 描くのが 大好きな
天使が いました
天使は、色と色を並べたり
線で町並みを描きました。
感想・ネタばれ
色と 線を かさねて
こんな 町を
描いたりも します
天使は独特の視点から、デザイン性溢れた絵を
次々と描きあげました。
すると、ある時突然
絵の中の
「黒い線」と、「色たち」は、対立を始めたのです。
「主役は自分だ」と。
そして、なんと
「黒い線」と「色たち」は、別れ別れに
なってしまうのです。
天使に代わって、線や色を加えることができる ページも登場します。
色のない枯れ木のような、黒い線だけの絵と
メリハリのない色だけの絵は
その物足りなさに気付き、仲直りをしました。
そして、仲良く合唱をしました。
線と 色が
べつべつの ままで
重なり合って ひびきあう
ふしぎな 合唱
そう。
この合唱の絵を描いた天使こそが
パウル・クレーなのです。
家族や仲間と、演奏をするのが好きだったそうです。
それは、将来画家になるか、音楽家になるか悩んだほど。
そんなクレーの絵は、音楽からインスピレーションを受けていると
言われています。
テーマはやはり、
大好きな音楽のような目に見えないものを、見えるようにする絵画と
いうことだった。
「音楽」というものが
どのように、聞こえていたのか
いや、見えていたのか・・。
絵本データ
タイトル | クレーの絵本―どっちが主役? |
作者 | 構成・文/結城昌子 |
出版社 | 小学館 |
サイズ | 判型/AB |
ページ数 | 32ページ |
発行日 | 1997/1/29 |
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