読み聞かせって良いな♪と思わせてくれる絵本「山のとしょかん」

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”madre.jpg” name=”トゥーリ”] こんにちは!トゥーリです。

皆さんは、思い出の絵本ってありますか?[/speech_bubble]

 

私は、子どもの頃読んだ絵本を書店で見つけると
つい手に取って夢中になってしまいます。

本日は、そんな思い出の絵本が活躍するお話です。
山の中の村に、ひとりで暮らすおばあさんのほっこりした物語。




山のとしょかん

 

あらすじ

山の中の村に、ひとりで暮らすおばあさん。
ある日、畑仕事から家に帰ると
押入れに閉まっていた絵本が、引き出されていました。

久しぶりに絵本を目にしたおばあさん。
絵本を開くと、子育て中の思い出がよみがえってきました。
懐かしくなって、おばあさんはその日から絵本の朗読を始めました。

ある日の夜、突然庭から男の子が声をかけてきました。
「えほん、・・・・・よんでください・・・。」
おばあさんが、絵本を読んであげると
男の子は毎晩現れるようになりました。

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”ru.jpg” name=”ツーリッキ”]なんだか、不思議な男の子。
それからどうなるの?[/speech_bubble]

 

ネタバレ

おばあさんは、男の子に絵本を読んであげるのが楽しみになりつつも
男の子のおうちで、親が心配していないか、気になっていました。

そして、ふと男の子をあとをつけてみると
男の子は山の中へと、消えていきます。

なんとか後を追い、声が聞こえる洞穴を覗くと
なんと子どものタヌキ達が、絵本の読み聞かせを楽しんでいるではありませんか!

そう。おばあさんの家に毎晩きていたのは、男の子に化けた子ダヌキだったのです。
絵本とは関係のない、おばあさんのセリフまでを真似をしながら
きょうだい達に読み聞かせする、可愛らしい子ダヌキ。

おばあさんは、おかしい気持ちと嬉しい気持ちを胸に
そっと家に帰りました。

次の日、おばあさんは人でも動物でも
誰でも遊びに来れるような「山のとしょかん」をつくりました。

それから間もなく、おばあさんの図書館には
賑やかな声が響くのでした。

 

感想・おすすめポイント

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”madre.jpg” name=”トゥーリ”]絵本の読み聞かせって、
やっぱりいいなと思ってしまう絵本です。[/speech_bubble]

 

おばあさんが、今は大人になってしまった子ども達との思い出を振り返るシーンは
こっちまで少し、切なくなってきてしまいますが
大切な時間が絵本と一緒に、そこにはあったんですね。

子ダヌキとの出会いは、おばあさんにとって
また生き生きとした楽しい時間の始まりでした。

思い出の絵本が時を超えて、また人に喜ばれる。
素敵なお話です。

 

絵本データ

タイトル どんぐり
作者 こうや すすむ
出版社 福音館書店
サイズ 26×24cm
ページ数 28ページ
発行日 1988年05月30日

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