今回は、子どもの体操教室についての体験談です。
子どもの習い事で常に人気のある体操。
習わせる理由としては「健康のため」「運動系の神経発達のため」など
色々とありますが、体操は身体の使い方を学ばせるのに最適です。
我が家では、子ども達が体操に通い始めて、2年程経ちます。
子ども達が別の教室に通っていたことや、教室の閉館、合わない教室などもあって、これまでに体験した教室は7ヶ所。
その間に感じた体操教室の良し悪しを、まとめてみました。
これから体操教室をお考えの方の、参考になればと思います。(#^.^#)
設備・授業内容
体操教室の設備は、教室によってだいぶ差があります。
大きなトランポリンや競技用の段違い平行棒を備えた教室もあれば、運動用のフロアだけの教室もあります。
運動用のマットは、揃えている教室がほとんどでしょうが、跳び箱や鉄棒は使わない教室もあります。
設備や授業内容は、教室の方針によって様々です。
毎回、縄跳びを授業時間に組み込む教室。
月ごとに、テーマと使う道具を変える教室。
個人個人で、取り組む技を変える教室。
など、多種多様です。
2歳くらいまでなら、広くフロアを使って親子で運動したり
フラフープやボールを使った授業も、とても楽しいです。
親子授業では、教えてくれる先生が健康科学や保険分野に詳しいと、ケガ防止のための運動や、どの動きがどんな運動能力に繋がるかなど、子どものためになる知識を教えてくれることもあります。
ただ3歳以降になると、跳び箱や鉄棒に挑戦できる子も増えてくるので
本人にやる気があるなら、そういった道具を使った授業も良いと思います。
料金
一般のコースであれば、ひと月週1回で¥3,000~¥10,000です。
体操教室は週に2回以上通えるところもあるので、その場合はだいたい倍の月謝になります。
体操競技の選手コースは、おおむね¥15,000くらいからです。
本格的に選手として練習をするようになると、最低¥20,000以上はかかると思った方が良いです。
通い方
競技選手ではなく一般コースの場合は、1回に60分程度で週に1回が基本です。
(教え方の上手な先生であれば、このペースでもだいぶ成長します。)
何もなければ週に1回のペースは、さほど問題にならないかと思いますが
子どもは急に体調を崩すこともあるので、振替制度や返金制度を用意してくれている教室の方が断然オススメです。
選手コースになると、中高生の部活のように、週5~週7通う子もいます。
1回あたりの練習時間は、2~3時間。
時間帯が遅くなる場合もあります。
先生の人柄・方針
これは、自分達の考え方や方向性と合う先生を見つけた方が良いです。
考え方が合わない先生の場合、子どもが行くことを嫌がったりすることもあるかもしれません。
我が家でも、ド根性スタイルの教室に通ってしまった時は
怒鳴る先生の声や、毎日のように見る友達の涙に娘は怯えてしまいました。
そういった環境では、技も出来ず能力が伸びないどころか
かえって衰退していってしまったのです。(;^_^A
なので子どものことが好きな先生、体操の楽しさを伝えてくれる先生がいる教室がオススメです!
今や、スポーツの練習では「笑顔が輝く楽しい雰囲気の中で能力が伸びる」というのは当たり前で、子どもを委縮させてしまうパワハラのような指導は時代錯誤。
厳しさと恐怖は違います。
教え方が上手だと感じた先生の特徴
・子どもをのせるのが上手い
・子どものペースを見抜き、合わせてくれる
・しっかりお手本を見せてくれる
・技ができない原因をすぐ見抜く
・できない技は分解して順を追って練習する
・子どもに合わせた的確なアドバイスができる
子どもの技の習得が早く、教え方の上手な先生は鋭い観察眼を持っています。
技ができない原因を見抜くことはもちろん、子どもの内面までも気にかけてくれ、子どもに合わせたペースで進めてくれます。
たとえば、跳び箱ひとつとっても
ただ勢い任せに、サポートで強引に飛び越えさせることだけを繰り返す先生もいます。
体に叩き込む教え方なのかもしれませんが、どの子も習得までにだいぶ時間がかかっているように見えました。
教え方の上手な先生の場合、問題は踏み込み方なのか、手の付き方なのか、何なのかを即座に見つけ、まずその問題点の練習をします。
「飛び超える」ことは、ひとまず置いておいて、ひと段階練習を戻すのです。
踏み込み方が問題の場合は、フラットな床等で足の着き方ジャンプの仕方だけを繰り返したり、手が問題ならその手の使い方に焦点を当てて、集中的に練習するのです。
「子どもが、なかなか技を覚えない・・・」という時は大抵、その細かい部分部分の練習をしていません。
無理矢理、目指す最終形態だけ繰り返してもダメなんです。
補助があると、一見できてるように見えます。でも、自分の力で動けていないと、ずっと補助が必要なのです。教え方が上手な先生は、自分の力でできるように一歩一歩進めてくれます。
ある体操教室に「うちの子は、1年通ってまだ逆上がりができない。」と言っていたお母さんがいました。そのお母さんは子どもに才能がないと思っていましたが、教え方の問題が大きいと思います。
体操教室に通って良かったこと
・体操を楽しんでいる
・運動好きになった
・できる技が増えた
・運動神経が伸びている気がする
・粘り強くなった
習い事で得られるものは、その子それぞれだと思いますが
我が家の子ども達の場合は、運動好きで体操を楽しんでいることが一番だなと思っています。
ひとつ、教室に通う利点を更にあげれば、忍耐力がついてきているのを感じます。
子どもって、自分の親には特に甘えたり、わがままを言うこともありますよね。
それが、相手が先生だと我慢するのです。
家での練習であればグズグズと投げ出しそうな場面でも、先生には弱音を吐かずがんばろうとしています。
もちろんそれが、前述したような恐怖心からきた行動ではダメですが
前向きな忍耐と向上心なのでしょうか。練習が終わったあと「楽しかった!」という言葉が聞けるので、子どもにとってプラスになっているのだろうなぁと思っています。
技の能力的な部分では、色んな子を見ていると得意不得意があるように思います。
たとえば、身体の柔い子はもともと柔いって子が多く、そういう子は体操などの競技が合っているのかな?と思えます。伸ばしたい能力があるなら教室でも家でも毎日やることです。
体操競技の選手として練習をしている子達の話を聞くと、みな何かしら家でやっています。
家に平均台やトランポリン、マット、鉄棒など、何かは揃えて練習しているようです。
ただ、目標はその子、その家庭によって違うと思うので
その目標や目的に合った教室を見つけて楽しんで通えたら、きっと子どもも
それを応援する親御さんも充実した体操時間が過ごせることと思います。
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