ツーリッキ
陸上の動物で、最も重いのは何かご存じですか?
そう、「象」です。
象は象でも、種類によって大きさはだいぶ違います。
「アジアゾウ」であれば、平均体重3000~5000kg。
一番大きな「アフリカゾウ」ともなると、平均6000kg~7000kgにもなるのです。
本日は、そんな大きな大きな「ぞう」が穴に落ちてしまったお話です。
あなにおちたぞう
絵本内容
からだの大きな大きな「ぞう」が、穴に落ちてしまいました。
自分では這い上がれない程の、大きく深い穴です。
それに気づいたサルが、助けてあげようと
ゾウの鼻を引っ張ります。
ところが、ゾウが重すぎるので、助け出すことができません。
その次にやってきたのは、キツネ。
サルと力を合わせて、ゾウの鼻を引っ張りますが
やっぱり、とてもじゃないけど無理です。
重いゾウを引っ張り上げるには、もっと「ちから」が必要だと
サルとキツネは、考えます。
その後、カバやサイなど、力自慢の動物達も加勢したので
ようやくゾウは少し、動いたのです!
さあ、はたしてゾウは穴から出ることが、できるのでしょうか?!
体力をつかって、力づくでゾウを助けようとする動物達。
時には、「発想の転換も必要だよ」と、教えてくれる作品です。
最後に登場するのは、「ハチ」。
小さな小さなハチに、カバやサイのような力はないけれど
ハチには知恵がありました。
ハチは、その知恵を活かすのです。
何かに行き詰ってしまった時は、別の視点
別の方法を考えてみると、案外簡単に上手くいくかもしれません。
そんな柔軟性を、常に持ち合わせて過ごしたいものです。
絵本データ
タイトル | あなに おちた ぞう |
作者 | 作:寺村輝夫 絵:村上勉 |
出版社 | 偕成社 |
サイズ | 25×21cm |
ページ数 | 40ページ |
発行日 | 1975年12月 |
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