こんにちは!タルヴィッキです。
みなさんは計画的にお子さんの予防接種を受けていますか?
予防接種は、まだ生まれて間もない頃から次々と始まる子育ての忙しいスケジュールのひとつですね。
続けざまに予防接種の予定がある時期は良いのですが、ある程度の年齢になると1年や数年に一度になっていきます。
そうなると私は、たまにふと思い出したように子どもの予防接種の時期を確認するくらいになっていました。
そして先日、何気に子どもの母子手帳の予防接種ページを見てみると、なんと日本脳炎の接種予定から一年近く経っていたことに気づいたのです!!
日本脳炎とは
日本脳炎ウイルスを保有しているコガタアカイエカという蚊の一種に刺されることから、「日本脳炎ウイルス」感染が広がる脳炎を指します。
日本脳炎ウイルスに感染したからといって必ずしも病気を発症する訳ではありませんが、発症すると突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気です。最悪の場合死に至ることもあります。
致死率は20~40%で幼児や子ども、高齢者は死亡リスクが高く、後遺症も生存者の45~70%、特に子どもに重度な障がいを残すことが多いとされています。
治療薬はなく、対症療法が中心になります。発症した時点ですでにウイルスが脳内に達しているため、かからないことが何よりも重要な感染症です。
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンはベロ細胞という細胞でウイルスを増殖させ、ホルマリン等でウイルスを不活化し、精製したものです。
まず市から届いていたお知らせを確認
数年前に市から予防接種のお知らせが来ていたのを思い出し、確認しました。
「日本脳炎第1期予防接種について」との書面と予診票が入っていました。
内容をまとめますと以下のとおりです。
・市では3歳の誕生日以降の接種を勧めている。
・対象者は生後6ヶ月〜7歳6ヶ月未満まで(対象年齢以外は有料)
・接種計画の標準的には3歳で初回接種(2回)、4歳で追加接種(1回)
受け方
初回接種・・接種1回目を終えた後、6日以上標準的には28日までの間隔をおいて2回目を打つ。(日数の数え方:接種した次の日を1日目)
追加接種・・第1期初回(2回)終了最低6ヶ月以上、標準的にはおおむね1年の間隔をおいて1回打つ。
今回私が見落としたのは、上記の追加接種です。初回接種2回目のあと、大体1年後に受ければ良かったのですが
更に1年近く経ち、2近く経っていたことになります・・。
いざ病院へ
とにもかくにも、まずは病院へやってきました。
先生に、予定から1年くらい経ってしまい大丈夫なのかと確認してみると・・
「受けた時期よりも回数が重要なので、7歳頃までに受ければ大丈夫ですよ。」とのこと!
良かった!一安心です。
注射は3秒ほどで終わりましたが、息子は「痛かった」としばらくぶつくさしておりました。
以下、予防接種を受ける時の持ち物や注意点をまとめます。
病院へ持参するもの
①日本脳炎予防接種予診票
②母子健康手帳
③健康保険証
④子どもの医療保険受給券
受けることができない人
①明らかに発熱(通常37.5℃以上)のある人
②重篤な急性疾患にかかっている人
③その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分でアナフィラキシーを起こしたことが明らかな人
④生ワクチンの予防接種を受けて27日以上経過していない人
⑤不活化ワクチンの予防接種を受けて6日以上経過していない人
⑥その他、医師が不適当な状態と判断した場合
接種後の注意
①予防接種を受けたあと30分間は、医療機関で子どもの様子を観察するか、すぐに医師と連絡がとれるように。
②接種後、生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間は副反応の出現に注意。
③接種部位は清潔に。入浴は差し支えないが、接種部位はこすらないように。
④当日は激しい運動は避けましょう。
⑤他の予防接種を受ける時は決められらた日数が経過してから受ける。
まとめ
日本脳炎の第1期標準接種予定は、3歳で2回(初回接種)、4歳で1回(追加接種)です。
ただし、追加接種は7歳頃まで受ければ大丈夫とのことでした。
予防接種によって受けることができる期間の長さは異なります。
慌ただしい日々の中で、見落としてしまうこともあるかもしれませんので気をつけてみることをおすすめします。
ちなみに、第2期の追加接種は9歳になった時に個人通知が届くそうです。