あと何回、家族で満月を見ることができるだろうか

 

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だんだんと、寒くなってきました。[/speech_bubble]

街行く人の服装も、秋モード。

風邪などひいていませんか?

心に残った言葉を見つけたので、書き留めておきます。

 
 


 

限りある時間

「時間」について、時に思い出してみるのも良いかもしれません。

あと何回、満月を見られるだろうか?

おそらく、あと20回だろう。

それなのに、われわれは無限に見られると思っているようだ。

ポール・ボールズ

 時間は有限とは言うけれど、それを実感して

日々を過ごすことって、なかなか難しいですよね。

いつものように朝が来て、外に出ても見慣れた景色。

いつもと同じように挨拶を交わし、いつもと同じ坂道を駆け上がる。

考える暇も無いほどに、走り回っていると

遅い時計の針に、何度も目がいく。

「もっと早く、時間が過ぎれば良いのに」

なんて思ってしまう。

一週間の仕事が終わると、ホッと一息、肩の荷が下りたような気がして

ご褒美選んで・・・自由になった気がするのも束の間

次から次へとやることが、また舞い降りる。

そう。一日も一週間もあっという間。

でも、それって、やっぱり永遠ではないんですよね。

 

死への恐怖 

私は、この間

自分の死の恐怖を、感じた瞬間があった。

もし、その時に死んでいたら、死因は病気。

恐かったよ。震えた。

呼吸がうまく出来なくなった。

私の、この存在がなくなるって、どういうことだろうって考えた。

この「手」は、なんなんだろう。

この動かせる「手」は、どうやって存在しているんだろう。

体は空気を取り込んでいるけれど、これはいつまでできるの?

ここに居る「私」って、なんなんだろう。

そして、頭の中の映像が鮮明になる。

夢よりも綺麗に見える。

走馬燈?っていうやつ?なんて考える。

大して気にもとめていなかった人の顔まで、ふと思い浮かぶ。

でも、そんな日常さえも尊い気がしてくる。

私の存在が消えてしまったら・・

家族が心配になった。

私がいなくなったら、この子達はどんな思いをするのか。

どうやって生きていけば良いのか。

そして、私がもし死んだら「自分も死ぬ」と言っている

夫を想うと、涙が出た。

自分の死を予感した時。

それは、現実のことなのか

何か造りものを感じているのか、頭が心が判断できなくなる瞬間。

そう。

頭でも心でも認めたくないの。

まだ、ここに居たいの。

まだやりたいことも、やらなきゃいけないことも

まだまだあるの。

まだ、子ども達は一人で生きていけない。

まだ何も教え切れていない。

まだ何も残してあげれていない。

まだ一緒にいてあげたい。

まだ一緒にいたい。

子ども達が幸せに巣立って、夫とふたりで旅をして

「きみに読む物語」のように、同時に死ぬ予定なんだから。

 家族で見れる満月は、あと何回あるだろう。

走り回っていて、忘れてしまった今年の十五夜。

ちゃんと、お団子作ってあげれば良かったな、と後悔。

 

死に直面して感じた2つのこと

1つは、自分の身体への感謝の気持ちだった。

この動いている、動かせる、この身体が急に不思議になった。

そして「ここ」に存在して、「自分」という何かを

これまで、ずっと動かしてくれていたことに

感動と、感謝の気持ちが芽生えた。

どうして、普段は気づかないのでしょう。

自由に動かせる、この身体の大切さに。

この身体があるから、私は「ここ」に存在できるのに。

自分に感謝ができ、自分を大切にするということは

自己受容でもあり、豊かさの流れを呼び込むことにも繋がるそうです。

あなたの1日の為に、たくさんの命やエネルギーが消費されている。

あなたの1日を支えるために、たくさんの力が使われている。

7次元からの感謝/K.J深谷

たくさんの命、力によって生かされている「自分」。

自分だけの「自分」ではない、わたし。

自分への感謝とは、驕りや慰めや甘えなんかではなく

この世界に感謝していることに、なるような気がした。

そして、もう1つ

今、死んでしまったら悔いが残るなぁ・・

と、思った。

子ども達に、お団子作ってあげれば良かった・・・。

それすら、悔いのひとつ。

死んでしまうってなったら

そんな些細なことまで、やっておけば良かったと

後悔するものなんだね。

毎日、もっと楽しく笑って過ごしていれば良かったな。

洗ったばかりのカーペットに、牛乳こぼされても怒らないで

片付け方を、教えてあげれば良かったんだ・・。

自分が登るだけでも、しんどい階段で「抱っこ」と言われても

抱っこできるのは今だけだ、ってことを

思い出して喜べば良かった・・・。

死に直面して感じたこと、それは「限りある時間」

自分があと何回、お正月を迎えられるか

考えたことはありますか?

70回はあるだろう・・。

なんて高を括っていては、いけませんよ。

ギクッ

70回しか、だよ。
70なんて、5歳の子でも数えられてしまう少ない数字だよ。
それに、その70に確証もない。

タイムマネジメントが上手な人格者は

一度しかない人生をかけて、手に入れたい自分

しっかりと定める。

そのためには、自分が本当に望むものを、見分けなくてはならないよね。

まったくするべきではないことを能率的にする。

これほどむだなことはない。

ピーター・ドラッカー

「時間」の使い方の重要性は

歴史に残る偉人たちも、皆口を揃えて言っていること。

私はまず

メリットよりも、デメリットの方が勝っている時間を削ることにした。

そして、保留状態にしたままだった「瞑想」の時間を

生活に加えることにした。

先の時間かぁ。
考えるの難しいよね。

マルヤの歳なら、そうかもしれないけど
私は、あなた達がいつでも幸せに
充実しいてほしいと思ってる。

 

 おわりに

毎日、毎日

忙しいことでしょう。

でも、それでも、自分の身体を大切にして

優しい温かい時間を、今日も過ごしてください。