40歳から人生「面白くなる人」「つまらなくなる人」|読書記録・レビュー「おすすめ本紹介」

 

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”tal.JPG” name=”管理人”]

今回の読書記録の一冊はこちら。

”40歳から人生「面白くなる人」「つまらなくなる人」”[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”madre.jpg” name=”トゥーリ”]○○歳でしておきたいこと。

のようなシリーズって

見ておきたくなりますよね。

[/speech_bubble]

 

人生80年と考えた時に

筆者なりの考え方、40代のうちに準備しておきたいこと

自己投資しておきたいことや、格言などが

見開きで各々まとめられています。

 

 

 

 

著者について

川北義則

1935年大阪生まれ。

1958年慶應義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。

文化部長、出版部長を歴任。1977年に退社、日本クリエート社を設立する。

現在、出版プロデューサーとして活躍するとともに、生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆、講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

 

 

仕事以外にも遊ぶ、楽しむ時間を

人生80年時代になり、40歳はちょうど中間点。人間的にも大人としての成熟期である。

この年代にもう一度、自分の人生を考えてみる必要があるのではないか。川北義則

 

40代にもなると、それなりに多くのことを経験し

自分らしさがより固まる年齢とも言えると思いませんか。

人生についても、若い頃より冷静な目で見つめれらるようになり

その後の時間を計画し、動き出すのに良い頃合いかもしれませんね。

 

 

「人生は1度しかない。しかし、それをうまくやることができれば一度で充分だ。」フレッド・アレン

「人生には2つの目的がある。まず、欲しいものは得ること。その後に、それを愉しむこと。賢い者のみが後者を達成できる。」L・P・スミス

「どんな真面目な仕事も遊戯に熱している時ほどには人を真面目にしえない。」荻原朔太郎

 

・誰にも邪魔されない純粋な「自分の時間」を一日2時間くらいと80年の人生では6.6年程度。

・役に立たないものが遊び心を育てる。

・ユーモアは人生にゆとりがある証拠。

・自分の死にどき、死に場所を想像してみることも大切ではないだろうか。

・生きた、働いた、遊んだ、愉しんだ。そんな後悔のない人生を生きよう。

・目標人物でなくライバルを持て。

・仕事の面では20代が学習期。30代が構築期、40代は充実期と言える。40代は仕事の充実に遊びのゆとりも加えて、人間の行間を広げていくべき時期。

・よく遊ぶ人ほど、仕事もできる振り子の原理。

・遊び心こそ仕事を活性化させる。

・仕事以外にもう一つの肩書を持て。

・いかに遊ぶべきかの「遊計」を立てよ。

・遊びたくても時間がないそういう人に限って仕事をこなしていなかったりする。

・さじを楽しむ。

・ときには何もしない時間を持ってみる。

・チャーチルにとって最高の遊びは一日中、ただレンガを積むことだった。

 

 

 

 

精神と人との関わり方

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”tal.JPG” name=”管理人”]

決断や行動に責任を持ち

人との関わり方にも余裕を持ちたい年齢です。[/speech_bubble]

 

「決断とは、目的を見失わない決心の維持にほかならない。」ドワイト・D・アイゼンハワー

「相手の話に耳を傾ける。これが愛の第一の義務だ。」ポール・ネイリッヒ

 

・決断する時と同時に、失敗したときの覚悟も決める。

・自分が共にしたいと思うような人間になれ。

・子供との約束は仕事より重い。

・優しさは一方通行で良い。

・優しさは相手に悟らせないのが上等。

・ときにはバカなふりをして負けてやる、相手に勝たせてやる、と言うことを覚えた方が良い。

[speech_bubble type=”[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”madre.jpg” name=”トゥーリ”]

ここで

興味深いエピソードが載っていたので紹介します。[/speech_bubble]

 

「援助の精神は騙されても与え続けるところに本質がある。」と作家の曾野綾子さんが言っていたそうです。

海外で働く日本人のシスターが、現地の業者から建築材料などを買う仕事をボランティアで行っている。

その値段を業者はふっかけてくるが、その時大きく騙されるのはいけないが、少しなら騙されてもいいと曾野さんはアドバイスしたと言う。

シスターたちの安全のため、それによって現地の貧しい人がわずかなりとも潤うからだ。

 

「正しい」ことだけが常に正義とも言えないなと思うお話です。

身を守るためには、少しの痛手は仕方ない場合もあるし

そんなマイナス目線だけではなく、騙してくる相手にも募金するつもりで

奉仕の気持ちを持てば、お互いに気持ちのいい結果をうむこともあるでしょう。

 

 

 

まとめ

他には「教養ばかりではなくそれと同時に感性を磨くこと。」

といった単元も心に留めておきたい内容でした。

確かに知識や学問も大切だけど、

直感や心での感じ方も、子どもと一緒に磨いていきたい部分です。

 

全体的には筆者の川北義則さんの主観が強いようで

むかしで言う「ちょいワル親父」?の言い分のような印象も受けましたが

人生の先輩の生き方として、学ばせていただきました。