おもちゃの世界はというと・・・“くまのコールテンくん”

 

「おもちゃ病院」「おもちゃ供養」など

想い出のおもちゃを、大切に扱ってくれるサービスがあります。

たくさん遊んで、一緒に成長し、色々な想いが溢れる、特別なおもちゃ。

買ってもらった時のことも、わりと記憶に残っているものではないでしょうか。

おもちゃが動き出す歌や、お話はよくありますが

本日は、デパートのおもちゃ売り場に居るクマ君のお話です。

「誰か、自分を選んでくれないかな?」

クマ君はそんな風に、買われていくことを待ち望んでいるのです。




くまのコールテンくん

 

おもちゃのくまを主人公にした話は多いが、これはまた実に素直なかわいらしい話である。

少しもひねったところがなく、まっすぐに幼い子供の心に入っていくだろう。

日本経済新聞・評

 

絵本紹介

 

くまの コールテンくんは、はじめ、おおきな デパートの おもちゃうりばに

いました。おもちゃうりばでは、どうぶつも、にんぎょうも、みな、はやく

だれかが きて、自分を うちに つれていってくれないかなぁと、

おもっていました。

コールテンくんも、まいにち そう おもっていました。

 

 

 

おみせは、いつも かいものをする おきゃくで いっぱいでした。

でも、みどりいろの ズボンを はいた ちいさな くまのこを

かっていこうとする ひとは だれも いませんでした。

 

 

 

 

ところが、ある朝一人の女の子が現れます。

女の子コールテン君を気に入ってくれたようでした。

 

「ねえ、、みて、ママ! あたし、ずっとまえから こんなくまが ほしかったの。」

女の子がそう言うと、今日はもうダメよ。と、お母さん

「それに、これ、しんぴんじゃないみたい。つりひもの ボタンが、ひとつ とれてるわ。」

 

そんな会話を残して、女の子お母さんは行ってしまいました。

ボタンが取れていたことを、初めて知ったコールテン君。

「ぼく、ボタンが とれてるの しらなかった。こんや さがしに いこう。」

コールテン君は夜に、ボタンを探しに行くことにしたのです。

 

さあ、どんなボタン探しになることでしょう。

 

 

 

小さなくまの、小さな冒険の話。

コールテン君はボタン探しの中で、エスカレーターに登ってしまったり

家具売り場に、迷い込んだりします。

見るもの全てが初めてで、わくわく喜ぶコールテン君

普段はずっと、おもちゃ売り場の棚の上で、大人しくしていたのでしょう。

棚の上で、外の世界に夢を広げ

連れて行ってくれる「誰か」を待ち望んでいたのですね。

 

 

コールテン君女の子の出会いは、「運命」の出会いでした。

女の子は、コールテン君を一目見てピンッとくるものが、あったのでしょうね。

そして、それは「友達」との出会い。

2人は友達になりました。

コールテン君は言います。

「ぼく、ずっと友達が欲しかったんだ。」

ひとつ、ひとつ、コールテン君の夢が叶っていくストーリー。

そして、これからの明るい未来が想像できる、ハッピーエンドのお話です。

 

 

絵本データ

タイトル くまのコールテンくん
作者

作:ドン・フリーマン

訳:まつおかきょうこ

出版社 偕成社
サイズ 23cm×25cm
ページ数  30ページ
発行日 1975年5月

 




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