嬉しい春の訪れ “14ひきのぴくにっく”

芽吹き始めた緑に、柔らかな花々が咲き誇ると

聞こえてくるのが、心躍る鳥の声。

 

海を越えて子育てにやってくる子、梅や桜の枝間を忙しく動き回る子。

春を告げる野鳥を、少し紹介致します。

 

 

ウグイス

スズメ目ウグイス科ウグイス属の1種。
「ホーホケキョ」とおなじみの美声でさえずります。

 

 

メジロ

スズメ目メジロ科メジロ属の鳥の一種。
スズメよりも小さく、名前の由来となった目の周りの白い輪が特徴。

 

 

ヒバリ

スズメ目ヒバリ科ヒバリ属に分類される鳥類。
草原や河原、農耕地などに生息する。

 

 

ツバメ

スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類。
軒下などに泥で巣をつくる光景がよく見られます。

 

 

エナガ

スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種。
首が短く丸い体に長い尾羽がついた小鳥。

 

スズメ目(スズメもく、Passeriformes)は鳥類分類の1目である。世界中に広く分布しており、人間にとって最もなじみの深いグループのひとつである。

現生鳥類約1万400種のうち半分以上の約6200種がスズメ目に含まれ、鳥類最大の目である。

参照:wikipedia
参照:birdfan

寒く厳しい冬を超え、春の訪れを喜ぶのは、花も生き物を同じ。

さあ、春の自然探しに出かけてみませんか?

賑やかな大家族とピクニックは、いかがでしょう?




14ひきのぴくにっく

おとうさん おかあさん おじいさん おばあさん

そして きょうだい 10ぴき。

ぼくらは みんなで 14ひき かぞく。

 

 

あらすじ

 

 

春。とっても良い天気。

14匹のねずみ達は、野原へピクニックに行くことにしました。

 

 

 

全員で準備開始。

着替えをして、リュックを持って、おにぎりと水筒の準備も。

 

 

 

森の中は、春の光があふれる。

小鳥の鳴き声も、ほら。

巣の中でエサを待っているのは、エナガの赤ちゃん。

ねずみ達は、自然との出会いを楽しみながら足を進めます。

 

芽を出したばかりのゼンマイ。

アマガエルも鳴いている。

スミレにヤマブキ、チゴユリ、フデリンドウ。

よく見ると、小さな生き物もあちらこちらに。

 

 

14匹と一緒に図鑑の中を歩き回っているかのように

次々と自然の花や生き物が登場します。

ページをめくる度に、何がいるか探してみるのも楽しみのひとつ。

表紙裏にある花の絵には名前が載っているので、比べて探すこともできます。

 

広々とした絵と、少ない文章が特徴的なシリーズですが

それぞれのネズミ達の行動を見てみると、ちょっとした物語が見えてきます。

1匹1匹がどこに注目しているか、ちゃんと分かるようになっているのです。

 

ページを開く度にパっと飛び込んでくる、生き生きとした大自然。

優しいだけではなく、美しいイラストは大人も子供も魅了されるはず!

 

春のピクニック。

遊びに行ったら、ネズミ達のように

草花や生き物を観察してみたいなと思える絵本です。

第34回小学館絵画賞、第6回日本の絵本賞絵本にっぽん賞受賞作。

 

絵本データ

タイトル 14ひきのぴくにっく (14ひきのシリーズ)
作者 いわむら かずお
出版社 童心社
サイズ B5判/26.6×19cm
ページ数  32ページ
発行日 1986年11月15日

英語版もあります。

 




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