どうしたものか・・・と悩んでいたところ
こんなことがありました。
警察官と凶悪犯
たまたま観ていたテレビ番組で、アメリカ警察と凶悪犯とのやり取りが出てきた時のこと。
拳銃まで登場し、荒々しい攻防が始まりました。
いつもなら教育に良くないと思い、番組を変えてしまうところでしたが、可愛い動物映像からの流れだったので、そこまで過激ではないだろうと子ども達に観せてみました。
すると、これまで平和にどっぷり浸かり、蝶よ花よと可愛がられていた息子は特に衝撃を受けていました。「人が揉め合う姿」に驚いたのは勿論のこと、命をかけた緊迫した雰囲気も多少理解したのでしょうか。
怖がりながらも目が離せず観ていました。
最終的には、殴り合いなどもなかったので怪我人も出ることなく凶悪犯は逃亡し、後日逮捕となったようです。
息子が驚いていたのは、警察官に歯向かって大声を出したり、無理矢理車を走らせたりした凶悪犯の態度だったようなので、次のように言ってみました。
怖かったね。
小さい時から乱暴ばかりしていると
あんな大人になってしまうよ。
みんなに優しくしていないと
ああいう怖い人になるんだよ。
あの人逮捕されたみたいだね。
〇〇も乱暴な人になったらどうするの?
逮捕されたらママ泣いちゃうよ。
一緒に暮らせないんだよ。
みんなで仲良く暮らしたいよね。
みんなでお出かけしたり、遊んだり幸せに暮らしたいよね。
これからもっと優しくなろうね。
と、いうようなことを。
息子は泣きそうなのを必死に堪えながら、噛みしめるようにうなづいていました。
心理学データにもある反面教師
子供が無垢なうちは、悪影響になるものはシャットアウトして潜在意識に入れない方が良いと思って育ててきました。
しかし、何かの本でこんなことを読みました。
ある程度の年齢になったら反面教師的な物語も見せてあげることで、将来犯罪を犯す率が低くなる。
そんな心理学のデータがあるそうです。
完全無菌の温室で育てていくことは不可能なので
少しづつ世の中の負の面も見せて、学ばせていくべきなのでしょうかね。
どこに出て行っても、自分の意志で物事を見抜いて選び
人にも自分にも優しい人間になって欲しいと思っています。
終わりに
今回の息子の「優しい人になる」という決意はいつもよりは固いようで
パワフルになりすぎそうな時「あれ?優しい人になるんじゃなかったの?」と言うと
「そうだった( ´艸`)」と行動を改め直してくれています。
いまのところ。