昨今、「自分に自信がない」と答える若者が、驚くほど多いそうです。
自分の能力や、価値を信じることができない・・・。
その根本的な原因は、どこにあるのでしょうか。
「自信」とは
≪自信≫ 自分で自分の能力や価値などを信じること。 自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。 「自信を失う」「自信満々」
参照:goo辞書
実は、この「自信」は2段階に分かれているのです。
第1段階の自信「自己肯定感」
第1段階は、存在への自信。自己肯定感です。 自分に自信がないことの根本的な原因は、この自己肯定感の低さにあります。 次のデータは、日本と諸外国の若者の意識を集計したものです。
日本の若者は諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低く,自分に誇りを持っている者の割合も低い。
日本の若者のうち,自分自身に満足している者の割合は5割弱,自分には長所があると思っている者の割合は7割弱で,いずれも諸外国と比べて日本が最も低い。年齢階級別にみると,特に10代後半から20代前半にかけて,諸外国との差が大きい。
参照:内閣府ホームページ/平成26年版
文化などの違いはあるにしても、日本の若者がこのように 「自分に満足できない」などと答えるのは、悲しい限りです。
第2段階の自信「能力への自信」
この自己肯定感の基盤の上に、第2段階の自信「能力への自信」があります。
これは、勉強やスポーツなどの能力を指します。
能力への自信は、練習や努力で高めることもできますが 根本的な精神面は、別の話です。
つまり、能力面で失敗した時に 必要以上に自分を責め落ち込むか、前向きに捉えられるかは 第1段階の自己肯定感の高さに、左右されるのです。
参照:明橋大二/子育てハッピーアドバイス大好き!が伝わるほめ方叱り方
まとめ
子どもの成長の上で、大事にしてあげたいのは
第1段階の自信「自己肯定感」です。
自己肯定感の高い子は、
たとえ辛いことがあっても またすぐ立ち上がって、
がんばることができるようになります。
叱られることがあっても
素直に、受け入れることもできるようになるのです。
それは、「自分の存在への自信」からなのです。
自分のことが大好きで、
自分の存在に自信が持てるように愛してあげるのが、
親からの一番の贈り物かもしれませんね。(*^^*)