「もっと自分が好き」「もっと自分に自信が持てる」ようになるための習慣作り

先日、小学2年生の娘がこんなものを持って帰って来ました。

「自分へのしょうじょう」

それは自分への賞状、自分で「自分のいいところ」を讃えるものでした。

管理人

娘は娘なりに賞状を作っていましたが、改めて「娘の長所」について考えるキッカケになりました。



自分のいいところ、分かってない?

「自分へのしょうじょう」作成は、道徳の「いのち」のテーマの中で行ったものだそうです。

はじめに「自分の好きなところ、いいところ」をシートに書き、賞をあげたいのはどんなところか考えます。

シートを参考に賞状を作成したら、グループで発表し合ったそうです。

 

娘が自分のいいところとして挙げたのは「足がはやいところ」というものでした。

特技で自信のあるところが「いいところ」と言いたくなる気持ちも分かります。

しかし、もっと内面的な部分は思いつかなかったのか?と疑問に思いました。

 

試しに娘に「自分のいいところ」を教えて欲しいと言うと「足が速いところ!」とすぐさま答えました。

他には何があるか続けて聞くと、少し悩んで「動物に優しいところ・・・?」と自信なさげ。

その他にも挙げてもらうと、また考えてから「友達と仲良くできる・・・?」と、またもや疑問系の返答です。

娘が「自分のいいところ」に対して、ここまで悩むとは予想外でした。

なぜなら親の私から見て、長所と思えるところは結構あるのです。(親バカを承知で^^;)

時間の几帳面さ、ルールを守る正義感、負けず嫌いで頑張り屋なところ。挨拶を大切にするところ。などなど、挙げようと思えば幾らでも挙げることができそうなものなのに・・・。

 

そうか。娘にとっては常に言葉にして伝えてあげないと、「自分の長所」は分かりにくいのかもしれないと私は考えはじめました。

 

 

どうしても短所を直したくなるけれど

長所を伸ばしてあげたいと思うものの、普段どうしても目についてしまうのが、やはり短所。

子育てをしていると、子どもに対して「こういう性格、困るなぁ」や「ここ、直してあげたいな。」など教育をし直したい部分が見えてくること、ありませんか?

例えば我が家の娘で言えば、すぐ癇癪を起こすところ。下の子(弟)で言えば、すぐ上の子にちょっかいを出すところを改善できなたらなぁと常々思います。

娘の癇癪は、例えば宿題をやっていて「なんで先生こんな難しい問題出すの!!」という責任転嫁から始まることや「なんで今お菓子を食べちゃダメなの?!」などと、思うように事が進まない時などに騒ぎ立てます。

弟のちょっかいは、エスカレートすると暴力的になって娘を叩いたり、髪を引っ張ったりするので今すぐにでもやめさせたいのです。

 

ですが、その問題点に焦点を当てて、自覚させて反省させても良くなりません。

癇癪を起こしている最中に何を言っても素直に変わるわけもなく、弟のいたずらも現場を強制的に抑えても、また時間を置いて次のいたずらが飛び出します。

 

「船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。
代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。」

サン=テグジュペリの言葉にあるように輝く未来を見させようともしました。

今のままではどうなるのか、自分のなりたい自分になるためにはどうしたら良いのか。

なりたい自分になったらどんな人生が拓けることか、と。

二人とも冷静な話し合いの場では納得し、自分でも癇癪やいたずらを「やめたい」とは言うものの、、、、

そうそう上手くいきません。

時間が経つとハイまた元通り。

そもそも癇癪やいたずらをしたくなる環境、性格に育てた私の責任なのです・・。

 

 

 

自分を褒める習慣

良くない習慣を直すためにあれこれと工夫しましたが、何も成果が表れなかったので、思い切って問題点(短所)はひとまず置いて置くことにしました。

そしてマインドがプラスになる習慣を、ひとつひとつ始めてみてはどうだろうかと思ったのです。

 

最初に始めたのは、自分を褒める習慣です。

夜寝る前に、私と2人の子供達と今日の振り返りをします。

何をしたかや楽しかったことなどは、下校後にすぐ聞くことが多いので、眠る前には「がんばったこと」に話を絞ります。

 

たとえば上の子はこんなことを言ってくれました。

「縄跳びの二重跳びがまだ良くできないから、続けてできるように頑張った。」

下の子と私も話します。

「幼稚園を頑張ってきた。」

「今日は運転時間が長かったけど頑張りました。」などと。

 

一人一人自分のことについて話した後、次は一人一人相手の今日良かったことや頑張ったことを伝えます。

そしたら最後に「みんな頑張った!偉い偉い!」とそれぞれ自分の手で自分の頭を撫でます。

自分の頭を撫でる誉め方は、松下幸之助さんも自分に対して行っていたことだそうなので、私たちもやってみることにしたのです。

大人になっても、自分を褒めることを習慣にして欲しいですしね。

 

寝る前にこんな会話と自分を褒めることを続けていけば、自分の長所に気づき、もっと自分を好きに、もっと自分に自信を持てるようになってくれるかもしれません。

誰かの頑張りを見つけることにも慣れ、誉められ上手にもなってくれるかもしれません。

管理人

それに何よりも、寝る前の楽しみがひとつ増えました

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