健康に長生きしたけりゃゼラチンを食べなさい/渡辺雄二【読書備忘録】

皮膚や軟骨をよい状態にしいなら「ゼラチン」がおすすめだよ。という本です。
ゼラチンを食べることによって、体内でコラーゲンが作られやすくなり、皮膚や軟骨が形成されていくとのこと。

皮膚の構造

・皮膚は表皮、真皮、皮下組織の三層構造でできている。
・真ん中にある真皮は1番厚い層で皮膚の本体と言える。
・この真皮はほとんどコラーゲンで構成されている。
・なので真皮の状態はコラーゲンの生産に左右される。

科学的なデータは載っていないようですが、理論的には裏付けができるようで、個人的には試してみようと思いました。

血管を丈夫にする

血管がもろくなる原因の一つがコラーゲン不足。血管を構成するのは大部分がコラーゲンだから。
コラーゲンが体内でたくさん作られるようになれば、血管への供給が十分になって血管が丈夫になるとと考えられる。
そのためにコラーゲンの原料となるゼラチンパウダーを食べることが手っ取り早い。
血管の弾力性を保てれば、血管の障害、心疾患や脳血管疾患、さらに高血圧などは防ぐことができると考えられる。
角膜はコラーゲンでできているから目の健康にも期待できる。

歯の健康について

市販の歯磨き粉の界面活性剤「ラウリル硫酸Na」が多く使われている。
保存料のパラベン(石油由来の成分)や人工甘味料サッカリンNa(発がん性の疑いがもたれている)ものも使用される。

筆者は歯磨き粉は使わずに歯ブラシだけでと言われたそう。
どうしても歯磨き粉を使いたい人におすすめなのが「シャボン玉せっけんハミガキ」などだそう。

ボディソープも無添加のもの。脂肪酸ナトリウムのみにしておこう。

避けたい化学合成物質

界面活性剤や防腐剤の安息香酸Na、パラベン、酸化防止剤BHT、EDTA-2Na、EDTA-3Na、着色料タール色素などは表示指定成分だった。

表示指定成分とは旧厚生省が、皮膚障害やアレルギー、がんなどを起こす可能性があるとしてリストアップしていた化学合成物質。

食べ物に入ってるもので避けたいものは

保存料ソルビン酸K(カリウム)、pH調整剤、発色剤の亜硫酸Na、アミノ酸。酸味料、着色料、増粘多糖類。

着色料赤2はアメリカでは使用禁止されている。
漂白剤の過酸化水素。
酸化防止剤のBHA(にぼし、油脂、バター、魚介冷凍品に使われる)

甘味料ネオテーム、サッカリンナトリウム。
着色料カラメルIII、カラメルⅣ、二酸化チタン。
赤色3号、40、102、104、105、106、黄色4、5、青色1、2、緑色3号。
これら11品目はタール色素と呼ばれ動物実験の結果から発がん性の疑いが持たれている。

農薬は水洗いやお湯洗いでよく落ちる。

最後に

「健康に長生きするためには、身体にとっての負の要因を減らし、プラスになることを積極的に行う必要がある。」

まさしくその通りだと思う。
今回の本で1番ショックだったことは歯磨き粉

歯科で勧められたものをそのまま良かれと思って使っていた。
色々調べると最近歯科で勧められるフッ素も良いのか良くないのか怪しくなってきた。
私がこれまで使っていた歯磨き粉はDENT チェックアップシリーズで、子ども達にも使わせていた。
あちこちの歯医者さんで見かけるし、歯の健康のために良いのかと思っていたのに。
成分まで調べる必要があったと後悔。

結局化学合成物質は食べ物だけじゃなくて
洗剤でも石鹸でも入ってないものの方が安心なのかもしれない