1200~1400kcal。
これが3歳~5歳の、一日に必要なエネルギー量と言われています。
(大人の目安は、成人男性は2,600kcalくらい、成人女性は2,000kcalくらいです。)
子どものカロリーって、意外と高い!と思いませんか?
幼児期は、身体発育が著しい時期なので
身体が小さい割には、多くのエネルギーが必要なのです。
尚更、親は「好き嫌いなく、バランス良い食事をしてもらいたい」と、思うものの
この時期の子どもって、お菓子ばっかり大好き。
一日、家に居ようものなら、まるで生まれたての雛鳥のよう。
「ご飯だって美味しいんだよ!( •̀∀•́ ) ✧ドヤ」って、言いたくなる絵本の紹介です。
おいしいおと
幼児絵本ふしぎなたねシリーズの「おいしいおと」。
あの食べ物は、噛んだらどんな感じだったかな?
絵本内容
彩り鮮やか、心躍る食卓が登場します。
今日のメニューは、「春巻き」「ほうれん草のお浸し」「わかめの味噌汁」・・・。
出てくるのは、美味しそうに料理された食べ物と、それを運ぶ子どもの手のみ。
ひとつひとつの食べ物を、じっくりと味わう様子が描かれています。
「いただきまーす」
まずは、はるまき。
カコッ ホッ カル カル カル カル カル
カリッとした、揚げたてが想像できる絶妙な音です。
次は、ほうれん草。
ズック ズック ズック ズック ズック ズックズ
しゃきしゃき感を、表現しようとしたら、このような感じでしょうか。
そして、あったかご飯。
ポホッ モワーン ムッチ ムッチ ムッチ
ガッチリ噛みしめて、ひとつひとつ、いただいていきます。
何と言っても、「おいしいおと」がユニーク!
想像がつかない、聞きなれない音表現が並ぶので、確実に読む為に目を凝らしてしまいます。
「ピララルッ」
?! Σ(゚д゚;) ヌ!? ぴ? ぴ・・ららる???
「リョリュ リョリュ リョリュ リョリュ」
?! ∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
りょ?! りょりゅ??
子どもと一緒に音読すると、笑ってしまうこと請け合いです。
食べた後は、しみじみ「あぁ おいしい」。
一心に、食べ物と向き合い感じる、食べることの幸せ、生きていることの幸せ。
箸を上手に使う、可愛らしい子どもの手。
焼き加減まで表現された、淡い色彩の食事風景。
口に入れた時のことが、ふつふつと脳裏に浮かびます。
「春巻きたべたーい!」と、思わず言ってしまう
「ごはん(食事)」に楽しさと、好感を与えてくれる一冊です。
絵本データ
タイトル | おいしいおと |
作者 | ぶん 三宮 麻由子
え ふくしま あきえ |
出版社 | 福音館書店 |
サイズ | 21×23cm |
ページ数 | 24ページ |
発行日 | 2008年12月31日 |
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