我が家のロボロフスキー夫婦に 赤ちゃんが生まれました。
私はハムスターの中で、見た目ではロボロフスキーが一番好きなので
赤ちゃんが育つのをとても楽しみしていました。
でも、ハムスターなりにも考えは色々あるようです。
順調な子育てだけではありませんでした。
初めての出産
実はこの夫婦の赤ちゃん、これが初めての赤ちゃんではないのです。
1度目の出産では4匹の赤ちゃんが生まれました。
この時も妊娠はわかっていたので、日付を数え数え毎朝楽しみにしていました。
もちろん環境には気をつかい、知らんふりをして。
ある朝、スリムになった母ハム。
元気に寝床の外を走り回っているので、何事かとケージの中を探してみたところ
黒い物体を4体発見しました。
そう赤ちゃん。
もうすっかり息などなく、赤いはずの身体も黒くなってしまった後。
その内1匹は身体が半分しかありませんでした。
産んでそのまま放棄したのでしょうか。
ストレスを与えていたのでしょうか。
出産時に何かあったのでしょうか。
ハムスターの子育て放棄や子食いがあることは知っていたので
自然の摂理と諦めるしかありませんでした。
2度目の出産
2度目の出産では9匹の赤ちゃんが生まれました。
余計な刺激を与えないように、前回以上に気を払いました。
観察していると、授乳しているような様子も。
これは、今回は母ハムを信じてがんばってもらおう。
と思っていた矢先。
巣箱の外に、ころころと赤ちゃんが転がっているではありませんか。
母ハムが追い出したのか、赤ちゃんが自分で出てきたのか、どうやって出てきたのか。
気付かれないように、そして傷付けないよう、プラスチックのスプーンで巣箱に戻してみると
しばらくして、また授乳などお世話を始めました。
見ていると、どうやら授乳中に母ハムが寝床から出てくると
お腹にくっ付いている赤ちゃん達もそのまま外に出てきてしまうようなのです。
そして途中で落ちて、その場に残る・・。
まぁそれでも、母ハムが自分で寝床に運んでいる姿も見られたので
そのまま任せることにしました。
ところが、翌朝。
寝床の外で7匹が硬くなっていました。
今回は無事に生まれて元気に動いていた赤ちゃん達を見ていただけに
とてもショックで残念でした。
子育てできる環境じゃないと判断したのかな。
数が多すぎて選別したのかな・・。
残りの2匹は育てて欲しい・・・。
そんな思いも届かず、その日のうちに残りの2匹も天国に召されてしまいました。
そして3度目の出産
1度目、2度目の時はタンパク質多めの食べ物などを切らさないようにしたり
巣作りのための床材を数種類入れてみたり、あまり覗かないように、と気をつけていたつもりでも
悲しい結果となってしまいました。
3度目の今回は、6日経った今日も5匹の赤ちゃんは元気に動いています。
身体に毛が生え始めたようで、うっすらと黒くなってきました。
そして生まれたてより大きく育っています。
そう、母ハムは3度目にして子育てをしてくれているのです。
環境はこれまでと同じですが、今回初めての試みがあります。
それは、妊娠後も父ハムを別居させず同じケージで過ごさせたことです。
ハムスターの飼育本にも、母ハムが妊娠したら父ハムと別居させる。と書いてありますが
それなりに仲良くしているので今回はそのままふたりに任せていました。
妊娠中、母ハムは父ハムが寝床に入らないように威嚇したりもしていましたが
外で寄り添って眠っていたり、お互いの身体の毛づくろいのようなことをしたりしていました。
ハムスターの子食いは父親がすることもあるのか?と心配もありましたが
我が家の父ハムは、赤ちゃんや母ハムには自分から近くことは一切ありません。
母ハムがせっせと巣作りをしていても、ただ座って眠っていて
ただのぐーたら父ちゃんにも見えますが、まあ穏やかです。
以前、ペットショップで夫婦で子育てをするロボロフスキーを見せてもらったことがありました。
その時は「妊娠中は別居の方が良い」と思いこんでいたので驚きましたが
ハムスターの性格いよっては「パートナーが一緒の方が良い」とかあるのかもしれませんね。
今回は子ども達がてんでばらばらに散らばっていることもなく、みんな寄り添って固まっています。
あちこちに飛び散っている状態は、正常ではなかったのだなとつくづく思います。
まだまだ予断は許されませんが、そっと見守ってみましょう。
授乳の様子。
家の中から全員で出て、過ごしています。
床材は木材系や紙材系よりキッチンペーパーを好んで集めてます。
白いキッチンペーパーは、血などもすぐ発見できるのでオススメです。