一人暮らしを始めたらいつの間にかお金が消えて行くんだけど、どういうこと?
お金を増やしたいんだけど。
一緒に考えていこうか。
お願いします!
お金を増やすためのアクション
働く!稼ぐ!
お金を増やすためにできる行動は、「稼ぐ」「節約」「増やす」!
大きく分けるとこの3つが軸になります。
稼いでお金が入る流れを作り、それを節約しながら運用し、最後に働かなくても増えるようにします。
この中で一番簡単に取り組めて結果が見え易いのが「節約」なので、ここから入ると良いでしょう。
特に毎月支払う固定費はなかなか見直しすることも少ないので、一度しっかり見てみるのがオススメ。
「ケチケチ節約したくない」「めんどくさい」という気持ちも分からんでもありませんが、せっかく苦労して手に入れる収入は大事に使いたいですよね。
そこで今回は「固定費」について見直してみよう。
固定費とは何か?
固定費とは家計簿で言うと「住居費」や「保険料」「税金」など必ず支払う生活費のことです。
これらの固定費は毎月一定額で払っているので、一度削減できれば年間を通すと大きな節約が見込めます。
特に、スマホ代や保険料は見直しどころが万歳だったりする。
「固定費」の項目には、以下のようなものがあるので参考にしてください。
固定費の一例
住居費 | 住宅ローン 家賃 管理費 |
保険料 | 生命保険 損害保険 学資保険 |
光熱費 | 電気代 ガス代 水道代 下水道代 |
通信費 | インターネット接続料 携帯電話 固定電話 |
教育費 | 保育料 学費 習い事の月謝 |
車両費 | 車ローン 契約駐車場代 自動車税 車検 |
定期購入品 | 生活消耗品など |
サブスクリプションサービス | ゲーム アプリなど |
小遣い | 夫小遣い 妻小遣い 子ども小遣い |
交通費 | 定期代など |
社会保険料 | 国民年金 国民健康保険など |
税金 | 所得税 住民税など |
その他 | 新聞購読料など |
地味に引かれてるわぁ・・。
大まかに見ていこうか。
住居費の節約
持ち家にしても、賃貸にしても必ず発生するのが住宅費。
住宅を購入した際のローンや家賃、マンションなどの管理費も含まれます。(固定資産税は「税金」の項目に入れて置くことにする。)
契約をした後でも見直しがきくものがあるので、確認してみると良いでしょう。
住宅ローンの節約
住宅ローンは住宅の購入または改築の時に借りるお金です。返済金額や期間に応じて利息が発生するので、できれば少しでも早く完済したいところ。利息を減らす方法にはこのようなものがあります。
①繰り上げ返済・・・返済額または返済期間を減らすために毎月の返済額とは別に、まとまった額を返済する方法
②金利交渉・・・・・融資を受けている金融機関に金利を引き下げるために交渉すること
③借り換え・・・・・新たな金融機関で住宅ローンを組みなおし、現在借りているローンを一括で返済すること
どの方法を選択するとしても、まずは契約書を確認し現在の状況で計算をしてみましょう。
家賃・管理費の節約
賃貸契約をしている家賃の節約にはこちら。
①家賃交渉・・・・・大家さんに家賃の値下げ交渉をすること
②引越し・・・・・家賃の低い物件に引越しをする
引越しの場合は、引越し費用や新しい契約の初期費用や退去費用などもかかるのでシュミレーションをして「本当にお得になるのか」考えた方が良いでしょう。
特に見直したい固定費
保険料の節約
「もしも」のために加入した保険も家族構成や生活スタイルの変化で見直ししておいた方が良いこともあります。その時はそもそもその保険が本当に必要なものかどうか?の見極めから入りましょう。
①保険契約の見直し・・・保険の内容に不要なものがないかどうか、契約自体が不要ではないかを見直すこと
②保険会社の乗り換え・・民間保険の場合は他の会社の契約内容と比較をして必要なら乗り換える
公的保険の補償内容を確認してみると、加入したいと思う民間保険は意外と少ないかもしれません。
光熱費の節約
光熱費とは生活をしていく上で使う電気・ガス・水道などのようなエネルギーを購入するのにかかる費用のことを言います。
家計の節約で真っ先に思い浮かぶ項目かもしれませんね。節約方法も色々あるのでみていきましょう。
①料金プラン、契約会社の変更・・・電気、都市ガスは自由化によって契約会社を選ぶことが出来ます。
②機器周りの掃除・・・・・・・・・ガスバーナーなど汚れが詰まると火力が弱まるものは掃除をする。
③エネルギーを必要としないもので対応・・断熱材などの利用で必要電力を下げる工夫も出来ます。
④家電の買い替え、使い方の見直し・・・消費電力量が少ない家電に替える、エアコンなどは使い方に問題があることも。
光熱費の場合は、水道・ガス・電気それぞれの項目で適した節約方法があるので、それはまた別の機会に。
通信費の節約
総務省「統計データ」によると1世帯1カ月あたりの通信費について、平成元年(6,198円)から30年(13,404円)で2.2倍という結果が出ました。これはなんだか、ものすごくもったいない。すぐにでも対処しましょう。
①格安SIMに乗り換える・・・・・・・・・・大手キャリアを使っている場合格安SIMに乗り換える
②自宅インターネット接続回線の乗り換え・・接続回線も見直す
「格安SIMに乗り換えて数万円節約した」と言う話もよく聞くので、ぜひ検討してみましょう。
教育費の節約
きょうだいで複数の習い事をしていると意外と出費がかさむ教育費。親の気持ちだけが先走っていたりしないか、将来性なども考慮してみましょう。
①習い事や塾は必要性を見直す・・・子どものやる気の度合いや将来的なことを考えてみる。
②キャンペーンなどを利用する・・・習い事などによっては入会金無料キャンペーンなどを狙う。
③ドリルやオンライン、本などを利用する・・・習わずに自分達でできる工夫をする。
④奨学金や就学費援助などの制度を利用する・・・自分に合った制度を探してみる。
専門的な知識や機材が必要習い事などは通って覚える必要がありますが、自宅で習得できることも割とあるかもしれません。
車両費の節約
「車を持たない」という選択肢もあるけれど、コロナなどの感染症の心配もすると自家用車が一番かもと思ってしまいます。欲しくて買った車、必要で使っている車なら少しでもお得に乗りこなしましょう。(車の保険は「保険」項目とする。)
①ローンの繰上返済をする・・・・・・前倒し返済をすることで総額を抑えられる
②維持費の安い車に乗り換える・・・・維持費や燃料費は車種によって異なる
③車検やメンテナンス費用の見直し・・定期点検や整備の料金は店によって異なる
④契約駐車場は安い所を利用する・・・家賃のように契約先に交渉する方法もある
車は生涯50年所有すると約4,000万かかると言われています。維持していくべきかどうかも考えてみても良い出費かもしれませんね。
定期購入品の節約
ついついしてしまいがちな定期購入品。生活消耗品や化粧品、定期購読などがありますが、その内容本当に大丈夫ですか?
①解約忘れをしない・・・短期間だけ利用したい場合、うっかり解約忘れで無駄な出費に・・。
②利用した方がトータルお得になるものもある・・・トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品は定期購入でまとめ買いをした方が手間暇がかからないだけではなく、トータル的にお得になることもある。
生活消耗品はまとめ買いで在庫があった方が安心という場合もあります。
サブスクリプションの節約
定額制にすることでお得が売りのサブスクリプションですが、解除忘れなどは注意です。スマホアプリや習い事などの契約も確認しておくと良いでしょう。
①契約確認をする・・・・・・・・・・期日が決まっている場合がほとんどなので、解約する場合は忘れずに。
②支払い方法でお得プランもある・・・まとめ払いなどお得に購入できる料金設定はすかさず利用する。
Apple Storeでのサブスクリプション確認ならこちら
https://support.apple.com/ja-jp/HT202039
お小遣いの節約
世の中のお父さんの切実な声が聞こえてきそうですが、ここにも節約のメスを入れます。
①天引きする・・・・・・・・・小遣いの中から更に天引きをしてみる。案外間に合うことも。
②お小遣い帳をつけてみる・・・小遣いの内訳を確認してみることも時に必要かも。
③ポイントを活用する・・・・・電子マネーなどをうまく利用すればポイントも資金源に!
④買う時はよく考える・・・・・欲しいものがある時は一旦持ち帰って考えましょう。
子どもに渡すお小遣いは「お金」や「社会」の勉強にもなるので、節約以外の目線も養える機会です。
交通費の節約
必要経費と思ってしまいがちな交通費ですが、節約できれば嬉しい項目です♬
①交通系ICカードをクレジットカードを活用する・・・ポイント還元もあるので各社比較してみると良いでしょう。
②通勤・通学方法の見直し・・・・・例えば自転車などの利用を検討する。
③回数券の利用・・・・・・・・・・回数券の方がお得な交通機関もあります。
まとめ
・お金を増やす第一に取り組みたいことは節約。
・固定費とは必ず支払う生活費。
・多くの固定費節約に繋がる方法は「見直し」。
節約とはムダな出費を省くことだけでなく、物や資源を大切に使うことも含まれる。
運用以前のお金の常識/柳澤美由紀